ブルーレイ? DVD? 選べるパナソニックの大画面カーナビ『ストラーダ』。あなたならどっち?

ブルーレイ? DVD? 選べるパナソニックの大画面カーナビ『ストラーダ』。あなたならどっち?
  • ブルーレイ? DVD? 選べるパナソニックの大画面カーナビ『ストラーダ』。あなたならどっち?
  • 『CN-F1XVD(右)』と『CN-F1DVD(左)』を並べてみると違いは出るが両機種共に満足度は高い
  • 特に違うのは黒の出方とコントラスト
  • 『CN-F1XVD』はスイング、『CN-F1DVD』は固定となる
  • 『CN-F1XVD』は斜めから見てもコントラストがハッキリとして見やすい
  • 『CN-F1XVD』と比べると『CN-F1DVD』は薄く見えるが、十二分な認識レベルだ
  • スマホを活用した連携も充実
  • 『CN-F1XVD』ではハイレゾ音源にも対応している

カーナビの定番、パナソニック『ストラーダ』の2018年モデルが、10月より発売開始されている。フラッグシップ『Fシリーズ』、7型の上位機種『RXシリーズ』、そしてスタンダード機『RAシリーズ』、その3シリーズからそれぞれ、進化を遂げた新機種が登場を果たした。

目玉はもちろん、トップエンドの『Fシリーズ』だ。そして新生『Fシリーズ』の最注目ポイントとはズバリ、“選べる”こと。『CN-F1XVD』と『CN-F1DVD』の2機種があり、自分にとってのベストを選択できるのだが…。

さて、選ぶべきモデルはどちらなのか。そこのところを徹底的に検証すべく、2機種の違いを詳細に取材してきた。それぞれならではの利点は何か、そしてどちらが“買い”なのかを、インプレッション・リポートを交えながら詳しくお伝えしていく。

画面をフローティング構造とすることで
さまざまな利点が現出!

早速本題に入りたい。まずは、価格の違いからみていこう。ともにオープン価格であるので、編集部で調査した実勢価格(税抜)をお伝えする。『CN-F1XVD』(右)が16万7000円前後、『CN-F1DVD』(左)が12万円前後。価格差はそこそこに開いている。これだけを見れば、『CN-F1DVD』に触手が動く。『CN-F1XVD』と『CN-F1DVD』を並べてみると違いは出るが両機種共に満足度は高い
《CN-F1DVD(写真左)/CN-F1XVD(写真右)》

とはいえ『CN-F1XVD』も、9型大画面モデルとしてはかなりリーズナブルだ。通常9型以上の大画面モデルともなると、車種専用の周辺パネルも同梱する必要が出てくるので、相応に価格は高くなる。しかし『Fシリーズ』では基本的に、2DINスペースが確保できれば装着可能なので車種専用の周辺パネルは必要ない。“高い汎用性”が実現できているがゆえに、ここまでの低価格化が可能となっているというわけなのだ。

ちなみに『ストラーダ・Fシリーズ』の装着可能車種数は、なんと350車種以上(国産車、10月末日現在)。装着検証は現在も続けられているのだが、現段階ですでに「2DIN機が入るほとんどの車種に装着可能」というレベルにまで到達していると言っていい。

そして、フローティング構造はさらなる利点も生み出している。それは“見やすさ”と“使いやすさ”だ。そもそも9型大画面ともなると、地図も文字も見やすく操作アイコンも大きくなるので使いやすくもなる。『Fシリーズ』ではその上に、画面が数センチ乗員側に近づくので、画面に手が届きやすく操作がしやすい。

つまり2機種とも、そもそものスペシャリティが高い。どちらを選んでも、『Fシリーズ』ならではの利点を十分に享受可能なのである。

ブルーレイを観たいか、観れなくても良いか
ここが最初の分岐点。

続いては、『CN-F1XVD』と『CN-F1DVD』間の機能の違いを細かく検証していく。ポイントは主に3点ある。特に違うのは黒の出方とコントラスト
《「パシフィック・リム:アップライジング」 (C) 2018 LEGENDARY AND UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.》

1つ目のポイントは、“再生ディスク対応力”だ。『CN-F1XVD』にはブルーレイディスクプレーヤーが搭載されているが、『CN-F1DVD』にはそれがない。つまり、「ブルーレイが観たいか、DVDが観られれば良いのか」、ここが最初の分岐点となる。

ちなみに『ストラーダ・Fシリーズ』では、ブルーレイが観られることも1つのアイデンティティとなっていた。しかし『CN-F1DVD』ではそこも割り切り、できる限り手軽にすることで、多くのユーザーに大画面の選択肢を広げたというわけなのだ。当機が意欲作であることをひしひしと感じ取れる。

2つ目のポイントは、「画面が“スイング”するか否か」。『Fシリーズ』の旗艦機では、昨年モデルから画面が左右それぞれで15°ずつ“スイング”するようになっている。『Fシリーズ』の“DYNABIGディスプレイ”はそもそも、上下に32mmスライドし、前後の角度調整は約マイナス20°から60°まで可能なのだが、それが“DYNABIGスイングディスプレイ”となり、“見やすさ”と“使いやすさ”がさらに伸長されているのだ。

大画面の角度を調整できるのだから視認性が良好なのは言うまでもないが、左右に画面の向きを変えてドライバーのベストアングルにできる。通常のナビでは不可能だ。しかし『Fシリーズ』の上級機ならばそれが可能となる。せっかくのスペシャルな利点なだけに、捨てがたい気持ちも沸いてくる。

画質にこだわるなら
高性能液晶を搭載した『CN-F1XVD』

3つ目のポイントは、“画質”だ。フルスペック機である『CN-F1XVD』には、“ブリリアントブラックビジョン”が搭載されていて、『CN-F1DVD』にはそれがない。

“ブリリアントブラックビジョン”とは、外光の反射や液晶光の内部反射等による映り込みが少なく、映像・画像の輝度低下も少ないことが特長だ。ディスプレイ表面に低反射(AGAR)フィルムが貼られ、ガラス面と液晶の間の空気層をなくすことでそれが実現されている。そして『CN-F1XVD』にはさらに、広視野角&高輝度を特長とするIPS液晶も採用されている。斜めから見たときに両機種を比べてみるとかなりの違いが出てくる
《CN-F1XVD(写真左)/CN-F1DVD(写真右)》

2機種を並べて見比べてみると…。ファーストインプレッションではどちらも色鮮やかに地図を映し出していると思えたのだが、よくよく見比べるとその差が小さくないことに気づかされた。地デジや映像ソースで見比べると、違いはさらに際立った。『CN-F1XVD』が良すぎるのだ。

黒色が締まっていて全体の色味も鮮やかだ。IPS液晶を採用している『CN-F1XVD』ではほぼ真横から見ても、表示内容をしっかりと認識できる。

ちなみに『CN-F1DVD』にも、低反射(AGLR)フィルムや映像や地図をよりクリアに再現できる新開発の液晶パネルが採用されているので、通常のAV一体型ナビと比べたら高画質。従来モデルに比べても明るさやコントラスト比が高まっている。

しかし『CN-F1XVD』はさらに美しい。この高画質さは特筆に値する。

細かな違いは他にも多々。
それぞれの必要度を要検討!

“価格”と天秤にかけられることとなる主要なポイントは以上の3点だが、2機種間にはさらにいくつかの差異点が存在している。続いてはそれらを列挙していく。スマホを活用した連携も充実まずナビ機能関連では、“音声認識機能の対応”と“スマートフォン連携”が異なっている。“音声認識機能”とは、スマホを介してサーバと繋がることで目的地検索が音声で可能になるという機能だ。これを活用すると、名称や電話番号を発話することで目的地検索ができ、さらには対話方式でも行きたい場所を絞り込める。『CN-F1XVD』ではこれが使え、スマホアプリ“Drive P@ss”が、そして“Android Auto”にも対応する。『CN-F1XVD』ではハイレゾ音源にも対応しているAV機能関連では、“ストラーダサウンドエンジン”の搭載、“ハイレゾ音源”対応、“高音質DAC/サブウーファー出力端子/HDMI端子”の有る無しが異なり、さらにはリアモニターの対応ケーブルが同梱か別売かが異なっている。つまり『CN-F1XVD』では高音質パーツが使われるなど音質性能の磨き込み度合いが高く、対応フォーマットが広く、システムの拡張性も高い。中でも、“HDMI端子”の有る無しは、違いとして小さくないかもしれない。これが備わっているとスマホの“ミラーリング”が可能となり、ネット動画をナビ画面で観られるなどエンタメ力がアップする。『CN-F1XVD』と『CN-F1DVD』でフレームの仕上げに差があるあと、外観のフィニッシュも異なっている。『CN-F1XVD』では“ブラックアルミフレーム&ダイヤカットエッジ”が施され高級感の高いデザインで仕上げられているのに対し、『CN-F1DVD』では”アルミフレーム”を採用し、高級感ある柔らかなルックスが与えられていて、なかなかに良好な印象だ。見た目の差は、肉迫していると言っていい。

主な違いは以上だ。

試乗テストも実施。
流石『ストラーダ』。安心感、安定感が高い。

以上を踏まえ、“機能”を取るか“価格”を取るかの判断となるのだが、結論を下す前に、デモカーでのインプレッション・リポートもお伝えしておきたい。デモカーに搭載されていたのは、フルスペックモデルの『CN-F1XVD』。車載状態の当機に触れながら、2機種に共通した今年モデルならではの使い心地を確認してきた。安全・安心運転サポート機能も充実『ストラーダ』2018年モデルの新機能の目玉は、“安全・安心運転サポート”機能だ。当機能においての注目点は3つ。1つ目は、高速道路での逆走を“逆走検知・警告/逆走注意アラーム”の両方で知らせてくれるようになったこと(昨年モデルでは“逆走注意アラーム”のみ)。逆走するわけにはいかないのでこれをテストすることはできなかったが、高速道路での逆走に対して2重の対応がなされているというのは頼もしい限りだ。増加しているゾーン30への対応も分かりやすく表示される2つ目は「ゾーン30」に対応したこと。実際に「ゾーン30」エリアを走って確認してみたが、まず「ゾーン30」エリアが地図で色分けされているので、それが近くにあることを把握できるのは便利だった。そしてエリア内に入るとポップアップ表示で制限速度が表示されアイコンでもそれが確認できる。さらには速度を超過してしまった場合には、そのことをポップアップ表示と音声で警告してくれるという。

生活道路の安全を確保するための「ゾーン30」であるが、道幅がある程度広かったり見通しが良い場所では、うっかり速度を超過しかねない。しかしながら『ストラーダ』搭載車では、なるほど規制区間内でも安心してドライブすることができた。

そして3つ目は、“信号情報活用運転支援システム”に対応したこと。これに関しては対応するETC2.0車載機と連携させるという条件付きとなるのだが、活用すれば、交差点での減速や発進などがよりスムーズに実行できる。オプションの信号情報活用運転支援システム対応ETC2.0車載を搭載することで、対応地域では信号情報を活用した機能を表示することができるなお、『ストラーダ』はそもそも自車位置精度が高いのだが、今モデルではその部分もさらに強化されている。道路の標高情報を活用した新アルゴリズムが搭載されているので、インターチェンジやジャンクションなどアップダウンのある道路を走行する場合でもそれをより正確に把握できるようになった。またこの11月から新たに稼働が始まる予定の2機を加えた計3機の“準天頂衛星みちびき”にも対応する。基本性能もますます向上している。

高機能なフルスペック機にこだわるか、手頃に大画面を導入するか…。

さて、新型『ストラーダ・Fシリーズ』のバリューを確認しつつ、ラインアップする『CN-F1XVD』と『CN-F1DVD』の違いを詳細にリポートしてきた。

やはりフルスペック機であるトップエンドモデル『CN-F1XVD』の実力は相当に高い。それも踏まえて、当機が十二分にリーズナブルであることを改めてつくづく実感できた。

対して、『CN-F1DVD』のコスパの高さも捨てがたい。そもそも自宅の映像視聴環境がブルーレイ化されていなければ“DVD”対応で問題ないし、ナビ機能や安全・安心サポートに変わりはない。なにせ、価格差は概ね5万円弱。ここも十分に魅力的だ。

結論は…。

「どちらも買い」。こう締めくくる他はないだろう。『CN-F1XVD』にしても『CN-F1DVD』にしても、安心してそして快適に使えることは間違いなく、価格に対しての満足度も遜色ない。

選べることの利点を最大限に発揮させ、あなたにとってのベストはどちらなのかを、悩みながらも導き出そう。いずれにしても、『ストラーダ・Fシリーズ』が価値あるナビであることは、確かだ。
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《太田祥三》

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