JR東海は10月30日、東海道新幹線N700系の足回りに取り付けられている車輪研磨用部品が1ヶ所落失していたことを明らかにした。
この部品は、車輪とレールが接触する「踏面」と呼ばれる部分を適切な状態に保持する「研磨子」と呼ばれるもので、N700系では車輪の踏面清掃装置の部分に、1編成あたり128ヶ所取り付けられているという。
落失は、10月30日5時30分頃、大阪仕業検査車両所(大阪府摂津市)での仕業検査時に判明し、現在も発見されていないという。JR東海では落失による走行の支障や乗客の怪我はなかったとしており、東海道新幹線全135編成の点検を実施するとともに、落失の原因を調査している。