インドネシア国内最大のモーターショー「ガイキンド・インドネシア・インターナショナル・オートショー2018(GIIAS2018)」が8月2日より12日まで11日間にわたって、ジャカルタ市郊外のインドネシア・コンベンション・エキシビジョンセンター(ICE)で開催される。
昨2017年のGIIASは約40万人が来場したとのことだが、このショーでは新型車を見るだけにとどまらず、実際に新車の販売が行われる。これはバンコクやベトナムなど東南アジアで開催されるモーターショー全般に言えることでもある。GIIAS2017では約2万台が販売されたという。この数字は、バンコク国際モーターショーの約3万6000台に及ばないが、年々増加を続けている。タイより人口がはるかに多いインドネシアだけに今後の成長に期待がかけられているのは確かだ。
開幕前の1日に会場を訪れると、他のモーターショーと同様に、展示設営が急ピッチで進められていた。中にはトヨタや日産のように黒いカーテンでしっかり覆っているブースも。カンファレンスなどで披露されるコンパニオンの動きや、ダンスのパフォーマンスも最終チェックが行われ、その様子を作業員が手を止めて見入っている光景も見受けられた。これで当日は間に合ってしまうのだから面白い。
注目は、いよいよ中国勢が広いブースを構えて出展していたこと。韓国勢はキアの出展がなくなってヒュンダイだけとなってしまっている。9割を超える高い市場シェアを持つ日本勢は、トラックなど商用車を含め、圧倒的な存在感を示す。欧州勢ではいつものようにBMW&MINIが別ブースを設営。控えめな出展のメルセデスベンツやフォルクスワーゲン、アウディとの差を見せつけていた。
初日となる8月2日は、夕方5時までVIP、媒体向けとして開催され、夕方5時以降は一般に公開される。
入場料は8月2日のVIP & Press Day が20万ルピア(日本円換算:約1550円)、月~金曜日が5万ルピア(同:約390円)、土日曜が10万ルピア(同:約780円)。なお、7歳未満で/身長が最大120センチメートルまでの子供と、65歳以上の高齢者は入場料が無料となる。