メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は7月5日、次世代デザインの方向性を示したデザインスタディ、「スカルプチャー・アスレティクス・プログレシブ・ラグジュアリー」を発表した。
このデザインスタディは1938年、公道での世界最高速記録を打ち立てたメルセデスベンツ『W125』に敬意を示してデザインされたもの。メルセデスベンツW125は、「シルバーアロー」と呼ばれた伝説のレーシングカーの1台。
当時、V型12気筒エンジンを搭載したメルセデスベンツW125を、ルドルフ・カラツィオラがドライブ。ドイツ・アウトバーンにおいて、432.7km/hの最高速を計測した。この432.7km/hの公道での世界最高速記録は、2010年代に入るまで破られることはなかった。
スカルプチャー・アスレティクス・プログレシブ・ラグジュアリーでは、最新のエアロダイナミクス技術を導入。レーシングカーのような流麗なデザインを採用する。なおメルセデスベンツは、このスカルプチャー・アスレティクス・プログレシブ・ラグジュアリーの考え方を、電動ブランド「EQ」の将来のデザインに反映させる、としている。