トヨタ『スープラ』市販型に関する複数の新情報を入手した。米国でリークされたもので、信憑性の高いものから低いものまで玉石混交のようだが、一挙に紹介しよう。
スープラはBMW『Z4』の兄弟車として開発されたスポーツクーペだ。3月のジュネーブモーターショーでは「GRスープラ・レーシングコンセプト」として、レース参戦を示唆するモデルのみを公表。市販型に関するスペック等は公式には明かされていない。
パワートレインに関しては、最大出力200psと250psを発揮する2種類の2リットル直列4気筒エンジンをラインアップ。トップモデルは、最高出力335ps、最大トルク500Nmを発揮するBMW製3リットル直列6気筒ターボエンジンモデルで、0-100km/h加速は4.5秒のパフォーマンスを発揮する。これはフェラーリ『360モデナ』級の加速力だ。
車重は1497kg。以前入手した情報の通り、ホイールは19インチのツートンで、前後フェンダーのエアスクープは、フェイクの可能性が高く、グレートとレッドの「GR」エンブレムと「Supra」のロゴがリアに装着される。
キャビンでは、パドルシフトを装備する革巻きステアリングホイール、フルデジタルコックピットを採用し、BMWと共有する「iDrive」を装備。ヘッドアップディスプレイ、カーナビゲーション、パーキング・アシストなどは標準装備となる。
そして気になる価格は、米国では6万3500ドル(約700万円)と「決して安くはない」としている。
ワールドプレミアに関するアップデート情報はなく、2019年以降のモーターショーが有力とされる。オーストリアのマグナ・シュタイヤー・グラーツ工場で兄弟車のBMW Z4と共に生産される予定だ。