デッドニングとは?…ドアスピーカー[取り付け方で音が変わる]

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クルマのドア内部は、オーディオ機器として設計されていない。そこに“デッドニング”を施して、ドア内部の音響的なコンディションを上げていくのである。
  • クルマのドア内部は、オーディオ機器として設計されていない。そこに“デッドニング”を施して、ドア内部の音響的なコンディションを上げていくのである。
カーオーディオユニットの取り付け作業におけるセオリーやコツを紹介しながら、カーオーディオの奥深さをお伝えしようと試みている当コーナー。まずは、ドアにスピーカーを取り付けるときに行われているさまざまな工程について解説している。

さて、今回から数回にわたっては、“デッドニング”について考察していこうと思う。

最初に、“デッドニング”という言葉の意味を紹介しよう。“デッド”とは何を指している言葉なのかと言うと…。音響等の分野では、“デッド”という言葉は“響きにくさ”を意味する。「この部屋は“デッド”だ(音が反響しにくい)」というような使われ方をする。ちなみに反対語は“ライブ”で、こちらでは“響きやすさ”を意味する。ということは“デッドニング”とは、ドア内部を“響きにくくすること”という意味となるのだが…。

これは一部では正しい。“デッドニング”の主たるメニューは鉄板の共振を抑えることなので、これに関してはまさしく“デッドニング”であり、すなわち“響きにくくする”作業となる。

しかし実際のところは、“デッドニング”にはさまざまなメニューが含まれている。共振を防ぐことにとどまらず、ドア内部の音響的なコンディションを整えるための作業が広く実行されていく。

なので“デッドニング”という言葉は敢えて使わずに、これを“ドアチューニング”と言い換えて使われる場合もある。つまり“デッドニング”とは、「ドアをスピーカーとして仕上げて行く作業」と理解すべきなのだ。クルマのドア内部は、基本的にはスピーカーとしてどうあるべきかという観点を持って設計されてはいない。それを、スピーカーとして作り替えていく作業が、“デッドニング”なのである。

今回はここまでとさせていただく。次回以降も“デッドニング”について深掘りしていく。乞うご期待。

【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part1 ドアスピーカー編 その5「デッドニングとは?」

《太田祥三》

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