日産が2017年の東京モーターショーで公開した、100%電気自動車『iMx』の市販型に関する情報を入手。レスポンスの兄弟サイトSpyder7編集部では、これを元にCGを制作した。
2017年9月、ルノー・日産・三菱は新6か年計画、「アライアンス2022」を発表。2022年までに12車種の100%EVを発売、自動運転技術を40車種に搭載することを目指している。同計画では、「EVのプラットフォームおよびBセグメントのミッドサイズ用のプラットフォームを追加し、2022年の終わりには900万台以上の車両を4つの共通プラットフォームで生産する」としている。このiMx市販型は、そのプラットフォームを採用した第一弾クロスオーバーSUVとなる見通しだ。
予想CGでは、コンセプトモデルをベースに、上品かつ洗礼されたSUVに仕上げた。コンセプトのクーペルーフはそのままに、フロントは現在の日産の最先端デザインである『リーフ』の要素をふんだんに取り入れ、ヘッドライトは稲妻型デイタイムランニングライトを備えることにより、より鋭いイメージを持たせた。バンパーには、エアロダイナミクスを向上させるアンダーガードも装着。フロントからサイド、またボンネットにも空気の流れを整える吸排気口を配置させた。
パワーユニットは、2基の高出力モーターを前後に搭載したツインモーター4WDだ。最高出力435ps、最大トルクは71.4kgmを発揮する。自動運転技術では、最新世代の「プロパイロット」を搭載し、大容量バッテリーにより、一度の充電での航続距離は500km~600kmとなるだろう。
ボディサイズは、コンセプトモデルより一回りコンパクトになりそうで、全長4600×全幅1800×全高1600mm程度が予想される。
2019年の東京モーターショーで、市販型に近い最新コンセプトを発表後、2020年にも市販化が期待される。