デンソーが目指す将来のモビリティ社会…ITSフォーラム2018福岡[動画]

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周囲を見るためのセンシング技術を紹介。画像認識する様子をターゲット別に検知している動画も用意された。
  • 周囲を見るためのセンシング技術を紹介。画像認識する様子をターゲット別に検知している動画も用意された。
  • 「先を読む」V2X技術によって、先の道路状況を把握するADAS路ケータを搭載。
  • ドライバーの様子を常に監視によって「人とつながる」ことで突然の様態変化や眠気などを防止。
  • 「もしもに備える」では自動運転に欠かせないEPSを2系統にし、使用中にトラベルが発生しても一方がサポート。
  • 自動運転時代には外部からのハッキングが新たな交通事故を生み出す可能性もある。「サイバー攻撃から守る」はそれを防止。
  • ADASロケータで自車位置・走行レーンを特定するV2X・ITSコネクトの利用例も紹介された。
  • 慢性的な渋滞が続くタイ・バンコクでは、量子コンピュータによるスムーズな配車システムを目指す実証実験を計画。
  • セキュリティ構造を多層化することで高い防御性を発揮。
デンソーは、5月10日まで福岡国際会議場(福岡市)で開催された「アジア太平洋ITSフォーラム2018福岡」に出展。将来のモビリティ社会づくりに貢献する要素技術を「5 Key Functions」のデジタルサイネージ展示を使い紹介した。

その内容は「周りを見る」「先を読む」「人とつながる」「もしもに備える」「サイバー攻撃から守る」の5つのコア技術で構成される。

「周りを見る」ではミリ波レーダと画像センサなどを各種センサを組み合わせることで、人の視覚能力を超える知覚を提供。悪環境下での安全な走行エリアの把握はもちろん、死角や見落としの減少、誤認識による不要動作を防止する。「先を読む」では、ADASロケータで自車位置・走行レーンを特定するV2X・DCM(TCU)と組み合わせ、先の道路状況を把握。

「人とつながる」ではドライバステータスモニタを使って顔向き、開眼、視線を検知し、常にドライバーの状態を見守りながら、突然の容体変化や眠気などを即座に感知する。「もしもに備える」の具体例として取り組んでいるのが2系統電動パワーステアリングで、万一、片側の系統に問題が発生しても、残り1系統でステア機能を維持することが可能だ。

そして、「サイバー攻撃から守る」。自動運転時代には外部から指示系統にハッキングし、車をコントロールするなど新しい種類の交通事故が生まれることが予想されている。そのために目指すのが多層防御によるセキュリティ構造の構築というわけだ。

展示でユニークだったのは、周辺環境の認識と歩行者と車両の動きの予測する深層ニューラルネットワークに基づく画像認識技術。これは周囲360にわたって、対象を各ターゲットごとに検知している様子を表現したもの。会場では動画でその様子を表現。システムが捉える様子が手に取るように把握することができた。

その他展示では、都市交通の最適化を目指す「MaaSプラットフォーム」や、量子コンピュータを使った将来の配車システムについても紹介していた。

《会田肇》

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