気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2018年5月1日付
●米携帯合併、ソフトバンク5G優先、新会社経営権巡り譲歩(読売・7面)
●ハワイ線航空2強火花、高い搭乗率乗客増見込み(読売・7面)
●フォード、北米でセダン撤退へ、進む事業選別、GMは韓国でリストラ(朝日・4面)
●フランス車存在感増す、個性的デザイン、品ぞろえ拡充、2桁増(産経・9面)
●「ネオレトロ」バイク人気、新潮流で市場活況(産経・9面)
●「四季島優雅に1周年、倍率6.3倍予約は毎回抽選JR東(産経・18面)
●新元号の公表2月以降有力、新天皇即位まで1年(東京・1面)
●小田急線線路脇陥没、伊勢原市内ロマンスカー54本運休(東京・20面)
●ニュースここがポイント、自動運転(日経・12面)
●ピンクのSL、お披露目,若桜鉄道、鳥取の駅で(日経・26面)
ひとくちコメント
今年も4か月が過ぎて、きょうから若葉に風薫る5月。天皇陛下の退位を受け、皇太子さまが新天皇に即位されるのは2019年5月1日、つまり「平成」という元号が改元されるまで、あと1年となった。
さて、4月28日から始まった大型連休も前半が終わったが、この間、企業ニュースで際立ったのは、ソフトバンクグループ傘下の米携帯4位のスプリントと同3位のTモバイルUSが、2019年をめどに合併すると発表したことだろう。
きょうの各紙にも「米携帯3・4位合併合意」(読売)、「ソフトバンク経営権譲る」(朝日),「米2強追撃スピード合意、孫氏、投資事業に軸足」(日経)などと取り上げている。これまでの交渉では経営の主導権を巡り折り合わなかったが、ソフトバンクが譲歩する形で合意したとみられる。
合併会社はTモバイルの親会社ドイツテレコムの連結対象となり、ソフトバンクの持ち分法適用会社になるため、米規制当局が承認すれば、携帯市場ではベライゾン・コミュニケ―ションやAT&Tの2強に迫る第3勢力が誕生するという。
ソフトバンク以外での企業関連では鉄道会社の話題が目立つ。JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」が5月1日で運行開始から1周年を迎えるのを前に、上野駅で記念式典を開いたこと。社会面では、小田急電鉄の小田原線愛甲石田~伊勢原駅間の線路脇で土砂が陥没。小田急線は本厚木~伊勢原駅間上下線と特急ロマンスカー全線が運転を一時見合わせ、箱根方面に出掛けた観光客ら3万5000人以上に影響が出たそうだ。
ちなみに、大型連休前半の最終日は、全国的に好天に恵まれ、行楽地は多くの家族連れなどで賑わったようだが、きょうの朝刊では、マイカーなどで高速道などが大渋滞したという道路の交通情報が見当たらない。大型連休中も「クルマ離れ」なのかと思うと、ちょっぴり寂しく感じてしまう。