ZMPは、2020年東京五輪での完全自動運転タクシー実現に向け、東京お台場・有明エリアで自動運転の公道実証実験を実施、最新の動画を公開した。
ZMPでは、2014年から名古屋市で自動運転の公道実証実験を開始。その後、東京都文京区、交通量が多いお台場などでレーンチェンジや交差点右左折などの機能を開発、検証を行ってきた。昨年12月には、全国初となる運転席にドライバーが乗車していない状態で公道実証実験を実施。公道での実証実験の様子は、昨年1月から随時公開しており、今回は4度目の公開となる。
今回の実験は、従来のお台場エリアから有明エリアまでルートを拡大し、運転席にドライバーが乗車している状態で、スマホ・タブレットとの連携、周囲とのコミュニケーションを図る情報表示について技術検証を行った。
その結果、スマホによる車両の呼び出しとドアのコントロール、車内タブレットによるルートや現在地の確認、降車手続きの技術など、スムーズな連携が可能であることを確認。また、ドライバーが乗車していない状態でのサービスを想定し、自動運転車の様子を示す表示器を設置。「自動運転中」、「ありがとう」といった表示を行い、後方車両から表示内容が確認できた。