三菱地所とT2、レベル4自動運転トラックの建物内走行実証を開始…国内初

T2と三菱地所、自動運転トラックによる物流施設の「建物内走行」を実証
  • T2と三菱地所、自動運転トラックによる物流施設の「建物内走行」を実証

三菱地所とT2が、2027年に開始を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送を見据えて、物流施設における「建物内の走行」を実現させるため、国内で初めてとなる実証を始めた。

9月までの間、三菱地所グループの株式会社東京流通センター所有の物流施設(東京都大田区)を活用し、「建物内走行」で必要となる技術の有効性を確認する。

両社は、三菱地所が全国主要都市圏への展開を計画する高速道路ICに直結した「次世代基幹物流施設」を、T2のレベル4自動運転トラックを運行する上での発着拠点と定め、技術的な難易度が高いとされる「建物内走行」を可能にすることで、基幹物流施設において荷物の積み下ろしを行う「バース」から別施設の「バース」までの間の無人状態での輸送を実現する。


《森脇稔》

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