コンチネンタルとオスラムは4月3日、折半出資の合弁会社、オスラム・コンチネンタル社を設立し、2018年後半から事業を開始すると発表した。
オスラムは、ドイツのミュンヘンに本社をおき、LEDなどの光半導体やディスチャージヘッドランプなどの製造と販売を手がけている。現在は、ドイツのシーメンスグループの傘下にある。
オスラム・コンチネンタル社の設立は、自動車に採用が増えている先進運転支援システム(ADAS)向けヘッドライトなどを開発するのが目的。コンチネンタルとオスラムが持つライティング技術とエレクトロニクス、ソフトウェアを統合し、自動車向けに最新のライティングソリューションの開発や製造を行っていく。
コンチネンタルによると、自動車向けライティング市場は、技術的転換点に差しかかっているという。一般的なライティングシステムと同様、自動車向けライティングシステムは半導体ベースのライティングソリューションに移行しつつある。
コンチネンタルは、車内の照明、新しいライト設計やアプリケーションが高度になるに伴い、半導体ベースの技術、ソフトウェア、エレクトロニクスの持つ重要性が高まる、としている。