駅前を「森」にする逆開発エリアで泊まる…小湊鐵道でキャンピングカーを利用した「鉄泊」 4月3日から

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「鉄道」と「宿泊」を掛け合わせた「鉄泊(てっぱく)」。キャンピングカーで鉄道の雰囲気を楽しむ新しい宿泊スタイル。
  • 「鉄道」と「宿泊」を掛け合わせた「鉄泊(てっぱく)」。キャンピングカーで鉄道の雰囲気を楽しむ新しい宿泊スタイル。

千葉県の小湊鐵道と、船橋市に本社を置く株式会社ワンズネットワークは、4月3日から「鉄泊(てっぱく)」と題した宿泊サービスを開始する。

これは、ワンズネットワークが展開するキャンピングレンタカーを利用した宿泊サービス「MobiHO」を活用したもので、小湊鐵道の養老渓谷駅(千葉県市原市)前で宿泊し、列車の走行音や「里山トロッコ」と呼ばれるトロッコ列車の汽笛を楽しむという趣向になっていることから、「鉄道」と「宿泊」を掛け合わせた「鉄泊」というサービス名が付けられている。

宿泊に利用するキャンピングカーは最大4人(大人3人・子供1人)まで乗ることができ、宿泊料金は平日が5000円、金~日曜と休前日が6000円(いずれも税別)。申込みは宿泊当日の16時まで、ワンズレンタカーの「MobiHO」担当で受け付けている。

小湊鐵道は、市原市の五井駅と大多喜町の上総中野駅を結ぶ39.1kmの小湊鐵道線を運営しており、2015年11月からは上総牛久~養老渓谷間でトロッコ列車「里山トロッコ」を運行。2017年5月に国の登録有形文化財に指定された養老渓谷駅は、現在、アスファルトの駅前を森に戻す「逆開発」が行なわれており、「鉄泊」はそのエリアで実施される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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