VWグループが新組織、2030年以降のモビリティを研究…ジュネーブモーターショー2018で発表

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2030年以降のモビリティを研究する新組織の立ち上げを発表するVWグループのマティアス・ミュラーCEO(ジュネーブモーターショー2018)
  • 2030年以降のモビリティを研究する新組織の立ち上げを発表するVWグループのマティアス・ミュラーCEO(ジュネーブモーターショー2018)
  • VW(ジュネーブモーターショー2018) (c) Getty Images

フォルクスワーゲングループは3月6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、「フューチャー・ヘッド」(未来の頭脳)と呼ばれるチームを立ち上げた、と発表した。

フューチャー・ヘッドは、2030年以降の未来を研究する目的で立ち上げられた新組織。フォルクスワーゲングループのあらゆる部門やブランドから集められた200人の専門家から構成される研究部門のチームが、最重要なトレンドやシナリオに関する考察を行う。

世界各地の大都市は、それぞれに根本的な違いがある。そのため、様々なニーズに可能な限り正確に適合する未来のパーソナルモビリティソリューションを策定する必要がある。フューチャー・ヘッドは、2030年以降に到来するパーソナルモビリティの未来を見据えた研究に取り組む。

たとえば、サンフランシスコでは、先進技術に理解を示し、環境に配慮する人々によって、EVが急速に普及する可能性がある。中国北京とその周辺では、2030年に人口がおよそ1億3000万人となり、自動運転車専用の高速道路が必要になると予想される。さらにその先の将来には旅客用のドローンが開発されて、人々を目的地まで運ぶことも想定される。

また、慢性的に輸送手段が不足しているインド・ムンバイでは、革新的な高速バス、e-モビリティゾーン、新しい共有モビリティコンセプトが、解決策になると見込んでいる。

《森脇稔》

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