JR北海道にイラスト車両「北海道の恵み」…キハ40形改装 3月登場

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3月から順次登場する4種類の「北海道の恵み」。左上が3月下旬に登場する道北用の「流氷の恵み」(キハ40 1720を改装)、左下が4月頃に登場する道東用の「森の恵み」(キハ40 1779を改装)、右上が6月頃に登場する道南用の「海の恵み」(キハ40 1809を改装)、右下が7月に登場する道央用の「花の恵み」(キハ40 1780を改装)。
  • 3月から順次登場する4種類の「北海道の恵み」。左上が3月下旬に登場する道北用の「流氷の恵み」(キハ40 1720を改装)、左下が4月頃に登場する道東用の「森の恵み」(キハ40 1779を改装)、右上が6月頃に登場する道南用の「海の恵み」(キハ40 1809を改装)、右下が7月に登場する道央用の「花の恵み」(キハ40 1780を改装)。

JR北海道は2月15日、キハ40形気動車の一部を「北海道の恵み」をテーマに改装することを明らかにした。

これは、地域と連携した沿線活性化策の一環として行なわれるもので、北海道の自然や爽やかさを感じてもらえるように、道北・道東・道南・道央各エリアの特色をイメージしたイラストが車体に描かれる。

改装されるキハ40形は4両で、いずれも1981年に製造された、キハ40形としては比較的車齢が若い車両。改装費用は各車850万円で、道北エリアの3月下旬頃を皮切りに、7月まで道東、道南、道央の順に登場する。各車両には「流氷の恵み」「森の恵み」「海の恵み」「花の恵み」といった愛称名が付けられ、2018年限定で「北海道150年」のロゴが入ったヘッドマークシールも取り付けられる。

キハ40形のイラスト入り車両は、1997年、JR北海道の発足10周年を記念してカニやキタキツネ、イカのイラストが入ったものが登場。さらに2000年には釧網本線の観光列車『原生花園スタンディングトレイン』用のものも登場したが、2000年代にはすべて消滅。今回のイラスト入り車両はそれ以来のものだ。

JR北海道では、今回の「北海道の恵み」シリーズ以外でも、既存車両を使った沿線企画を予定しているという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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