“空のF1”と呼ばれる「レッドブル・エアレース・ワールド・チャンピオンシップ」の2018 年シーズン開幕戦決勝が2月3日(現地時間)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催。日本人パイロットの室屋義秀選手は2位となり、この地で初となる表彰台を獲得した。決勝は14名のパイロットによる対戦「Round of 14」からスタートし、その勝者7名と、敗者の中から最速タイムを記録した1名を加えた、8名が戦う「Round of 8」、そして最後に勝者として残った4名の中から優勝者を決定する「Final 4」が実施された。優勝は2004 年からレッドブル・エアレースに参戦しているベテランのマイケル・グーリアン(アメリカ))が、2009 年のブダペスト大会以来 9 年ぶりとなる優勝を果たした。開幕戦で注目だったのは、例年にない室屋選手の好調ぶりだ。Round of 14で室屋選手はピート・マクロード選手と対戦して53秒417という、このラウンドでトップのタイムを記録して勝利。続くRound of 8ではベン・マーフィー選手と対戦しながら、ここでも室屋選手は53秒981というRound of 8のトップタイムを記録。危なげなくFinal 4へと進出を果たした。Final4でも室屋選手は好調さを維持。マイケル・グーリアン選手、マルティン・ソンカ選手、カービー・チャンブリス選手が次々と好タイムを記録する中、室屋選手は最後にタイムアタック。53秒985という好タイムを記録したが、それまでにグーリアン選手が記録したタイム53秒695を超えられず、わずか“0.29秒”という僅差で惜しくも2位にとどまった。この結果、表彰台に上がったのは、優勝がグーリアン選手、2位が室屋選手、3位がソンカ選手の順となった。レッドブルによれば、アブダビ大会での室屋選手は、新生チームでの初レースながらレース前の表情は時折笑顔が伺えるほど終始リラックスし、落ち着いた様子だったという。それはフライトにも表れ、限界まで攻めることなく余裕のあるフライトを終始続けた結果、全ラウンドを通して53秒台でフライトする驚異的な結果を残すことにつながった。Red Bull Air Race World Championship 2018 アブダビ大会 結果●Final4 1位:マイケル・グーリアン(アメリカ)/53秒6952位:室屋義秀(日本)/53秒9853位:マルティン・ソンカ(チェコ)/54秒6504位:カービー・チャンブリス(アメリカ)/54秒768●Round of 85位:マット・ホール(オーストラリア)/54秒5966位:ベン・マーフィー(イギリス)/54秒8607位:フランソワ・ルボット(フランス)/55秒1118位:ミカエル・ブラジョー(フランス)/57秒567●Round of 149位:ペトル・コプシュタイン(チェコ)/54秒92810位:ニコラス・イワノフ(フランス)/56秒16811位:フアン・ベラルデ(スペイン)/56秒42812位:クリスチャン・ボルトン(チリ)/57秒35913位:ピート・マクロード(カナダ)/DNF14位:マティアス・ドルダラー(ドイツ)/DNF※DNF=Did Not Finish(ゴールせず)
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