ドゥカティ・モーターホールディング(本社、イタリア・ボローニャ)は1月12日、2017年の販売台数が前年度の5万5451台を超える5万5871台だったことを発表した。
セールスは堅調に推移しており、販売台数が増加したのは8年連続となる。ドゥカティ・モーターホールディングCEOのクラウディオ・ドメニカーリ氏のコメントは次の通り。
「2017年はドゥカティにとって、ビジネスおよびモータースポーツの両面で再び成長を遂げた年となりました。私たちは、MotoGPで最終戦までタイトル争いを演じ、6度の勝利を挙げて2009年以来最高のリザルトをイタリアに持ち帰りました」
「ビジネスにおいては、特に継続的な製品ラインナップの刷新と、最高品質のモーターサイクルを製造することに焦点を当てたことにより、世界中のマーケットで直面している厳しい状況にもかかわらず、成長を続けることができました」
「このような素晴らしいモーターサイクルを日々製造し、情熱的に仕事に取り組んで、この成長を成し遂げた全ての従業員に心から感謝したいと思います。彼らの働きにより、ドゥカティはイタリアン・エクセレンスの象徴的存在となっています」
イタリアにおける販売は特に好調で、2017年に前年比12%増となる8806台をセールス。この上昇傾向はヨーロッパ各地でも見られ、ドゥカティは前年比4%増となる3万1123台を販売した。スペインにおける販売台数は、前年比28.3%と大幅に上昇している。
引き続きドゥカティ最大の市場となった米国では、前年比1.3%増となる合計8898台を販売。アルゼンチンでは成長率が66%に達した。
アジア市場では、合計で5805台を販売し、特にディーラーネットワーク数を9か所から18か所に倍増した中国では前年比31%増と、そのポジションを強化している。
グローバル・セールス&マーケティング・ディレクターのアンドレア・ブッツォーニ氏は言う。
「世界市場が縮小する中で、私たちはマーケットシェアを拡大することに成功しています。私たちはスペインとイタリアといった既存の市場だけでなく、中国やアルゼンチンといった新興市場でも販売台数を大幅に伸ばしました」
「このような結果は、世界中のドゥカティスタを魅了している製品ラインナップに加え、スーパースポーツ、ムルティストラーダ950、スクランブラー・ファミリーといった、新しいお客様に訴求するモデルを導入したことによるものです」
「さらに、スーパーレッジェーラや1299ファイナル・エディションの成功は、ハイエンド・スポーツバイク・セグメントにおけるリーディング・ブランドとしての立場や、ドゥカティの高い技術力を証明するものです」