【新聞ウォッチ】「昭和の会社」スバルに燃費データ改ざん疑惑、事実なら吉永社長引責も

一難去ってまた一難。「昭和の会社」と自認するSUBARU(スバル)で、新たな改ざん疑惑が浮上した。新車の完成検査の際に自主的に実施している燃費測定のデータに改ざんの疑いがあると発表、

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2017年12月21日付

●スバル、燃費データも調査、書き換えの可能性(読売・2面)

●スバル業績悪化の懸念、無資格検査問題、受注前年の7割に(読売・10面)

●トヨタ、販売目標1049万台、世界で来年(読売・10面)

●米ウーバーは「タクシー」欧州司法裁判断、同様の規制適用可(読売・10面)

●日航3.8億円詐欺被害、取引先装う偽メールで(読売・36面)

●訪日客数5年連続で最多更新、1~11月累計2616万人(朝日・7面)

●インサイト米で復活へ(朝日・8面)

●退位後「12月23日」は平日政府検討(毎日・1面)

●LINE、自転車シェア参入(産経・10面)

●ゆうパック配送現場苦境、ヤマト値上げ影響、荷物増で一部遅配(東京・7面)

●産業ビッグデータ標準化、自動走行など5分野(日経・5面)

●トヨタ労組、ベア3000円要求、5年連続格差是正を後押し(日経・15面)

●水島に主力SUV移管、三菱自「EV、城下町」で再生(日経・15面)

●トヨタ・マツダのEV会社、アイシンが参加検討(日経・17面)

●そこが知りたい、EV普及で「鉄」はいらない、新日鉄社長・進藤孝生氏(日経・17面)

●「鈴鹿8耐」に10年ぶり復帰、ホンダ(日経・17面)


ひとくちコメント

一難去ってまた一難。徒弟制度などが残る社風から「昭和の会社」を自認するSUBARU(スバル)で、新たな改ざん疑惑が浮上した。新車の完成検査の際に自主的に実施している燃費測定のデータに改ざんの疑いがあると発表、きょうの各紙も「スバル、燃費データも調査、書き換えの可能性」などと取り上げている。

それによると、新車の完成検査を無資格の従業員にさせていた問題を受けて外部の弁護士が実施した社内の聞き取り調査で、一部の検査員が燃費データ書き換えについて証言していたという。すでに国土交通省に報告しており、スバルは外部専門家を交えた社内調査を進めるそうだ。

スバルでは、前日(12月19日)、新車の完成車検査に無資格の従業員が業務に携わっていた問題で「完成検査の実態に関する報告書」をまとめ、国交省に提出して吉永泰之社長らが東京・恵比寿の本社で“ケジメ”の記者会見を行ったばかり。

ただ、無資格検査問題が発覚後から自粛しているテレビCMを「年内いっぱいは流さない」とあえて発言したことや、「新たな問題はなかったのか」との記者からの質問にも「ないと聞いている」などと、色白の顔肌が赤く染まり、言葉を詰まらせながら、歯切れの悪い答弁を繰り返していた。

仮に社員の証言どおりに燃費データの改ざんも行われていたことが「事実」と判明すれば、記者会見での曖昧な発言も含め、吉永社長も改めて経営責任を問われることになり、苦しい立場に立たされる。燃費データ不正問題では昨年発覚した三菱自動車では、当時の相川哲郎社長が辞任、益子修会長も無報酬で再発防止と再建に取り組んでいた。
《福田俊之》

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