国土交通省は、全国各地の「道の駅」の模範となって質的向上に寄与するモデル「道の駅」として7か所を認定したと発表した。
「道の駅」は1993年の制度創設以来、現在で全国で1134か所に広がり、地方創生を具体的に実現していくための有力な手段として、重要視されている。
国土交通省では「道の駅」の質的向上に向けた取り組みとして、全国各地の「道の駅」の模範となって質的向上に寄与する特定テーマ型モデル「道の駅」の取り組みを2016年度から実施している。
2017年度は、地域交通拠点をテーマに募集した。中山間地域とその周辺地域で、「道の駅」が公共交通モード間の接続拠点となっており、接続機能向上の取り組みにより、現時点で地域住民の生活の足の確保に資する成果をあげているものについて有識者懇談会での審議・選定を経て7か所を認定した。
認定されたのは「あしょろ銀河ホール21」(北海道)、「上品の郷」(宮城県)、「輪島」(石川県)、「吉野路 黒滝」(奈良県)、「舞ロードIC千代田」(広島県)、「虹の森公園まつの」(愛媛県)、「むなかた」(福岡県)。
認定された「道の駅」は、全国の「道の駅」からの視察や講師の要請に対応するなど、「道の駅」の質的向上に貢献する役割を担う。