鹿児島市電の定期券値上げへ…運賃改定を申請 2018年1月1日から

鹿児島市交通局はこのほど、国土交通省九州運輸局長に軌道事業(鹿児島市電)の定期旅客運賃の変更認可を申請した。通勤定期券と通学定期券を値上げするとともに、全線定期券などを廃止する。

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鹿児島市交通局が市電の運賃変更を申請。認可されれば2018年1月1日から定期券が値上げされる。
  • 鹿児島市交通局が市電の運賃変更を申請。認可されれば2018年1月1日から定期券が値上げされる。
  • 鹿児島市交通局はICカードの全国相互利用サービスの導入などを検討する。
鹿児島市交通局はこのほど、国土交通省九州運輸局長に軌道事業(鹿児島市電)の定期旅客運賃の変更認可を申請した。通勤定期券と通学定期券を値上げするとともに、全線定期券などを廃止する。

申請は11月15日付。大人1カ月の場合、通勤定期は現在の6720円から7140円、通学定期は4800円から5100円に、それぞれ値上げされる。通勤通学定期(8160円)と全線定期(7720円)は廃止される。

鹿児島市電は全長13.1kmの路線網を有する路面電車。交通局によると、少子高齢化による人口減少などで「継続的な利用者の増が見込めない状況」にある。また、利便性の向上計画や老朽化した施設の更新計画で費用負担も増大。こうしたことから定期運賃を改定することにした。

軌道部門の収支は2016年度(実績)が1億3047万5000円の黒字だったが、2018~2020年度の3年間合計は現行運賃のままだと1億5282万3000円の赤字になる見込みだ。申請運賃を適用した場合も1億1223万8000円の赤字になる見込みだが、赤字幅は現行運賃の継続に比べ約4059万円縮小される。

認可された場合、2018年1月1日に定期運賃の改定が実施される予定。交通局は鹿児島駅前停留場のバリアフリー化や老朽化した分岐器(ポイント)の交換、超低床式電車の導入などを実施して利便性の向上や安全性の向上を行う。交通系ICカードの全国相互利用サービスへの対応も検討する。
《草町義和》

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