【WTCC 日本ラウンド】1日開催となったものの悪天候で途中終了、ホンダのミケリスが優勝

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2017WTCC日本ラウンド
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2017年のWTCC「JVCKENWOOD 日本ラウンド」が29日、ツインリンクもてぎで開催。悪天候により、メインレースは途中終了となったが、ノルベルト・ミケリス(ホンダ)が優勝を果たした。

先週、日本に上陸した台風21号の影響で、マシンや機材の到着が遅れ、急きょ1日のみの開催となった今回の日本ラウンド。しかし、今週は台風22号が接近してきており、朝から大雨に見舞われるコンディションとなった。

そんな中、速さをみせたのは地元レースで気合いが入るホンダ勢。特にフリー走行から速さをみせていたミケリスが予選Q3で2分08秒890をマークしポールポジションを獲得した。また日本期待の道上龍は、諸般の事情でマシンが届かないハプニングが発生し、急きょ組み上げた別の車両で予選を戦ったが、自己ベストとなる5番手を獲得。初めてQ3へ進出した。

オープニングレースは、予選Q2のトップ10がリバースグリッドとなり、ケビン・グレーソン(ラーダ)がポールポジションからスタートするが、直後にトム・チルトン(シトロエン/セバスチャン・ローブ・レーシング)がトップに浮上。後続を引き離していく。一方、後方では、ドライバーズタイトルやマニュファクチャラーズタイトルで激しいトップ争いをしているホンダ勢とボルボ勢が激しいバトルを展開。両陣営とも最終ラップまで目が離せない走りを見せた。

結局、オープニングレースはチルトンが後続に13秒もの大差をつけ優勝。2位にはヤン・アーチャー(ラーダ)、3位にはエスティバン・グエリエリ(ホンダ)が続いた。

続くメインレースは、スタート直前になって雨脚がさらに強まり、セーフティカー先導でスタートが切られる。2周を完了したところでセーフティカーがピットに戻って本格的なレーススタートとなるが、コースの各所に大きな水溜りができているような状態で、オープニングレースとは異なるコンディションとなった。

そんな中、5番手スタートで日本人初表彰台の期待も高まっていた道上だが、4周目のV字コーナーでブレーキトラブルによりコースオフ。無念のリタイアとなってしまう。

その後も、雨はさらに酷くなる一方で、7周目に再びセーフティカー導入。9周を終えたところで赤旗が出され、そのままレース終了となった。

これにより、ポールポジションからスタートしたミケリスが優勝。2位にニッキー・キャッツバーグ(ボルボ)、3位にネストール・ジロラミ(ボルボ)が続いた。

注目のチャンピオン争いでは、テッド・ビョーク(ボルボ)がランキング首位をキープし、テスト中のクラッシュで負傷欠場中のティアゴ・モンテイロ(ホンダ)に代わり、ミケリスがランキング2位に浮上。逆転タイトルも狙える位置につけている。

《吉田 知弘》

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