コンチネンタルは10月11日、自動運転車のセンターコンソールに配置されるコントローラを開発した、と発表した。
コンチネンタルはこのコントローラを、「スマート・コントロール」と命名。レベル4およびレベル5の完全自動運転車のためのシステムとなる。
スマート・コントロールは、自動運転または手動運転が可能かどうかをドライバーに知らせ、手動運転時には運転操作を制御するために使用できる。ドライバーと自動運転車が対話できるような新しい要素を盛り込む。
スマート・コントロールは、ジョイスティックと同様の方法で操作。現在の運転モードを、ドライバーに常に知らせる。ドライバーは、スマート・コントロールの上に手を置いていれば、車両の状態を把握できるようになる。
ドライバーの指示を確認するための触覚フィードバックを採用。ドライバーが実際にスマート・コントロールを押したのか、それとも誤って触れたのかを認識することで、意図しない操作を防止する機能も組み込まれている。
コンチネンタルは、スマート・コントロールを自動運転のテスト車両とドライビングシミュレータに導入。今後もテストを繰り返して、実用化を目指す。