「電子インナーミラー」がトヨタ純正部品に採用…パナソニック×フィコサ社、初の協業開発

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パナソニックとフィコサが共同開発した電子室内ミラー(イメージ)
  • パナソニックとフィコサが共同開発した電子室内ミラー(イメージ)
  • 広角レンズ搭載のカメラにより、後方の視野が広く視認性が向上
  • カメラをリヤウィンドウに配置することで、後席の同乗者等が映り込まず死角を低減
  • 高感度カメラ技術により、夜間やトンネル内でもクリアな視界を提供

パナソニックは、スペイン部品メーカーのフィコサ社と初の協業開発製品となる「電子インナーミラー」の量産出荷を9月より開始、トヨタ自動車の純正用品に採用されたと発表した。

パナソニックは、幅広いメーカーに自動車用ミラーの納入実績があるフィコサ社に出資し、2015年6月より協業を開始。フィコサ社の持つミラー技術とパナソニックのカメラや液晶の技術を融合させた電子インナーミラーを共同開発し、今回、トヨタ自動車の純正用品として採用された。

今回開発した電子インナーミラーは広角レンズ搭載のカメラにより、従来のインナーミラーと比べて、後方遠方(水平方向)の広い範囲を映すことができ、見えにくかった斜め後ろの様子も見やすくなる。またカメラをリヤウィンドウ内側に取り付けることで、後方の死角を低減。後方視界を遮る同乗者や車内の様子が映り込まない。加えて高感度カメラ技術により、夜間やトンネル内でもクリアな視界を提供。さらに、ヘッドランプに連動して夜間モードに切り替わり、従来のインナーミラーではまぶしかったヘッドランプも見やすい映像になる。

パナソニックでは、今後もフィコサ社との協業を強化し、協業開発商品の拡大と受注獲得に向けて取組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

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