米国に本拠を置くベロダインLiDAR社は9月12日、メルセデスベンツから完全自動運転車の開発のためのセンサーを受注した、と発表した。
ベロダインLiDAR社は1983年に設立。米国カリフォルニア州シリコンバレーに本拠を置き、車両の周囲の物体を検知するセンサー、「LiDAR」などを手がける。2005年には、世界初の3DリアルタイムLiDARセンサーを発明して、特許を取得。自動運転車の中核となるセンサー技術を開発している。
今回、メルセデスベンツは、完全自動運転車の開発を進めるにあたり、重要サプライヤーとしてベロダインLiDAR社を選定。同社はメルセデスベンツに、「VLP-32C Ultra Puck」センサーを納入していく。
メルセデスベンツは自動運転を実現するために、異なる複数のセンサーを統合したシステムを開発中。これに、ベロダインLiDARのセンサーが含まれるようになる。各種センサーのデータを組み合わせた状況分析を継続的に行う予定。自動運転車が、安全な軌道を確実に走行できるようにすることを目指す。