フォルクスワーゲンは7月7日、イラン市場に復帰すると発表した。およそ17年ぶりに、イラン市場に再参入する。
フォルクスワーゲンは1950年代、イラン市場に進出。『ビートル』などを販売してきた。しかし2000年、フォルクスワーゲンはイラン市場から、完全に撤退した。その後、2016年1月、イランに対する経済制裁が解除。今回、フォルクスワーゲンはこれを受けて、イラン市場への再参入を決めた。
フォルクスワーゲンは、イランの自動車会社のMammut Khodro社との間で、ディストリビューター契約を締結。同社はフォルクスワーゲン傘下の商用車メーカー、スカニアのイラン公式インポーター。今度は、フォルクスワーゲン乗用車ブランドの輸入販売に乗り出す。
イランでの当初の販売車種については、『ティグアン』と『パサート』を予定。順次、車種ラインナップを拡大していく計画。また、テヘランなど8か所に、ディーラーを開設する。
フォルクスワーゲンのイラン市場のプロジェクトマネージャー、Anders Sundt Jensen氏は、「フォルクスワーゲンブランドは、世界的な自動車市場の空白地帯を埋めるだろう。イランの顧客に、プレミアムな機能を備えた最新モデルを提供していく」と述べている。