日本RV協会(JRVA)はキャンピングカー業界の現状調査を実施、その結果、キャンピングカーの総保有数は10万台を超え、業界全体の売り上げは約365億円に達したことがわかった。
調査結果によると、JRVAに所属するキャンピングカー事業者が2016年に出荷および輸入したキャンピングカーの総台数は5364台、廃車台数は118台だった。これまでの保有台数(推定9万5100台)を足した総保有台数は前年比5.6%増の約10万0400台。11年前の調査結果からほぼ倍増となっている。
JRVA所属事業者による2016年の国産キャンピングカーの新車の総出荷台数は、軽自動車キャンピングカーを含め前年比2.0%減の4868台だった。内訳はキャブコンが同13.0%減の1173台、バスコンが同15.2%減の56台。さらに8ナンバー以外に区分される車両も、軽自動車ベースを含めると同4.6%減の1745台だった。一方、バンコンは同7.6%増の1810台、キャンピングトレーラーは約7倍増の50台と大きく数字を伸ばしている。
2016年に持ち込まれた輸入キャンピングカーの総台数は、同67.6%増の496台を記録。輸入車は2013年に342台の輸入台数を記録して以来、2年連続300台を割り込んでいたが、一気に500台に迫る数字を達成した。
キャンピングカーの売上金額は、同2.3%増の365億4291万円で過去最高を達成。出荷台数では前年を下回ったものの、高価格帯の8ナンバー新車が約194億円、8ナンバー中古車も96億円台で、いずれも前年並みの売上を維持した。