ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2017シリーズ第6戦の決勝が6月4日、富士スピードウェイで開催された。ポールポジションは2016年のPCCJスカラシッププログラムドライバーで前日の第5戦で優勝を飾った#89三笠雄一。2番手には今年の同プログラムドライバーで初優勝を目指す#17上村優太。3番手は2014、16年ジェントルマンクラスの王者#7星野敏、4番手は2015年同クラス王者で第5戦の同クラスの優勝者#9武井真司の順でグリッドに並ぶ。好スタートを見せたのは2番グリッドの#17上村で、先頭で1コーナーに進入していく。ポールポジションの#89三笠はスタートで出遅れ、9番手まで順位を落としてしまう。トップの#17上村はペースを上げて2番手以下を引き離しにかかり、#7星野と#9武井が2番手争いを繰り広げていたこともありタイム差は徐々に広がっていく。そして#17上村はトップでチェッカーを受け、PCCJ参戦6戦目にして初優勝を飾った。一方、スタートでポジションを落としてしまった#89三笠は、最終的に総合3位でフィニッシュ。総合2位には、#7星野とのバトルを制したジェントルマンクラスの#9武井が入った。ジェントルマンクラスは#9武井の6戦連続優勝となったが、今回も2番手争いは激しいバトルをゴールまで展開。2位には#47TADJUNJUNが入り、参戦2年目で初表彰台を獲得。3位には前戦に引き続き#25内山清士が入った。以下、4位は#11Fukujirou、5位は#2田島剛、6位は#24GoMAXという結果になった。さらに今大会は、併催されていたポルシェカレラカップアジア(PCCA)とのエキシビジョンレースも昨年に引き続き開催。PCCJから16台、PCCAから26台の計42台が参戦。10周で競われた交流戦のオーバーオールでは元ポルシェジュニアでPCCAに参戦中のマルティン・ラギンガーが優勝。PCCJの最高順位は#17上村の6位だった。一方、ジェントルマンクラスでは#9武井が優勝を飾った。PCCJ第7-8戦は8月5日、6日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される。