JR東日本盛岡支社は5月30日、油川駅(青森市)で進めてきた駅舎のリニューアル工事が完成したと発表した。6月6日の初発から使用を開始する。
油川駅は、津軽線の青森~津軽宮田間にある駅。1951年12月に開業した。同駅がある油川地区では戦前、イタリア人のジュセップ・ファブリーがイワシの缶詰工場を建設。レンガ造りの旧事務所が今も残っている。
発表によると、駅舎は木造1階建てで、待合室とトイレを設けた。外観はイワシ缶詰工場として使われていた西洋館のイメージでデザイン。駅の正面側ではアルミルーバーを使用し、イワシを表現したという。