小海線に「天空にいちばん近い列車」…7月1日にデビューする観光列車『HIGH RAIL 1375』

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小海線で運行されていた既存のキハ100・110系を改造した『HIGH RAIL 1375』。車体のデザインは、高い標高から星空を見上げるイメージとなっている。
  • 小海線で運行されていた既存のキハ100・110系を改造した『HIGH RAIL 1375』。車体のデザインは、高い標高から星空を見上げるイメージとなっている。
  • 『HIGH RAIL 1375』の編成図。2両編成で、2号車の運転室直後に設置される「ギャラリーHIGH RAIL」は、天文関連書籍を円形状に配置。天井は半球形ドーム状で、そこに星空の映像が投影される。
  • 1号車に設置されるペアシート(手前)とシングルシート(奧)。
  • 1号車のBOXシート。
  • 1号車の物販カウンター。
  • 2号車のリクライニングシート。
JR東日本長野支社は、小海線で新たな観光列車「HIGH RAIL 1375」を7月1日から運行する。

小海線は、小淵沢駅(山梨県北杜=ほくと=市)と小諸駅(長野県小諸=こもろ=市)を結ぶ全長78.9kmのローカル線。山岳地帯である山梨・長野の県境を越えるため、清里(きよさと)~野辺山(のべやま)間の標高はJRの路線で最も高い1375mを誇る。

『HIGI RAIL 1375』の「1375」はその標高から取られたもの。車両は、「天空にいちばん近い列車」として、標高の高い小海線から天空や星空を楽しもうというコンセプトを基に、小海線を走るキハ100・110系気動車を改造。定員は2両編成で50人となっている。

車内のシートはバラエティに富み、小淵沢方の1号車にはBOXシート、ペアシート、シングルシートが、小諸方の2号車にはリクライニングシートが設置される。また、1号車には物販カウンター、2号車には天文関係の書籍を閲覧できる「ギャラリーHIGH RAIL」も設けられる。

インテリアは「お客さまにワクワクするような旅の時間を提供」するべく、各シートに四季の星々をデザイン。窓枠は金属風の質感を表わすリベット調、壁面は黒板に見立てたアート調としている。

また、車内に設置したWiFiを使って、スマートフォンを通して空や宇宙を感じることができるオリジナルコンテンツや前・後方の展望風景を楽しめる映像サービスも用意される。

7~9月の運行日は、金曜と土休日を中心とした60日間で、7月の一部期間と8月は月・水・木曜も運行する。

時刻は『HIGH RAIL 1号』が小淵沢10時30分発~小諸12時31分着、『HIGH RAIL 2号』が小諸14時22分発~小淵沢16時54分着、『HIGH RAIL 星空』が小淵沢18時20分発~小諸21時51分着。

途中、清里・野辺山・信濃川上・小海・八千穂・臼田・中込・岩村田・佐久の各駅に停車する。全車指定席。『HIGH RAIL 星空』では、野辺山駅に1時間3分停車して、星空観察会が開催される。

なお、運行初日の7月1日は『HIGH RAIL 1号』の小淵沢発、『HIGH RAIL 2号』の中込発に際して出発式を開催。7月1日から9月30日までは台紙付きの記念入場券「小海線HIGH RAIL 1375デビュー記念入場券」が発売される。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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