【新聞ウォッチ】株価の明暗…業績ブレーキのスバル、インド工場新設で高値更新のスズキ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2017年5月10日付

●韓国大統領に文氏「親北・反日」路線、慰安婦合意再交渉を主張(読売・1面)

●三菱商事2年ぶり奪首、資源価格回復、各社回復(読売・8面)

●「2万円の壁」投資家意識、株高「海外頼み」正念場(読売・9面)

●トヨタC-HR、SUV初の首位、4月新車販売(朝日・8面)

●三菱自、680億円黒字見通し、18年3月期(朝日・8面)

●出光・昭和シェル提携、製油所を一体運営(朝日・8面)

●ナンバーのボブスレー、ジャマイカ色、大田区(朝日・29面)

●AI開発拠点アイシン開設(産経・10面)

●安全装備を充実新型ミライ―ス、ダイハツが6年ぶり(東京・7面)

●車軽量、アルミ投資、神鋼、世界2位と提携、中国に供給増(日経・1面)

●あいおいニッセイ、会長に伊地知氏、トヨタ取締役(日経・7面)

●スズキ、インドで6割生産、1000億円投じ新工場、20年代前半、最大シェア死守(日経・13面)

●日通、全企業に値上げ要請、数十万社対象、物流費、数%アップ(日経・14面)

●三菱重「売上高5兆円」延期、MRJ量産2年遅れ、前期、造船・エネも採算悪化(日経・15面)

●輸入車販売4月3.2%増、13か月連続プラス(日経・15面)

●SUBARU1%増益どまり、今期最終、販売奨励金・開発費が重荷、先行き懸念、株価急落(日経・17面)


ひとくちコメント

大型連休が明けて上場企業の2017年3月期の決算発表が本格化している。きょうの各紙にも決算関連の記事が目白押しだが、ただ、日経を除くと「経済面」のスペースには限りがあり、これの時期ばかりは、安倍首相の国会答弁のように1紙だけを熟読するだけでは見逃してしまう話題も少なくない。

例えば、5月9日は自動車関連でSUBARU(スバル)と三菱自動車が決算を発表。また、ダイハツ工業が新型『ミライ―ス』をお披露目したほか、自動車販売の団体が4月の車名別の国内新車販売台数も公表している。

安倍首相一押しの読売の経済面のトップは、出そろった大手商社の決算を取り上げて「三菱商事が2年ぶりに首位の座を奪還した」記事。ダイハツの新型車発表や4月の新車販売台数の記事は見当たらない。

一方、毎日は4月の新車販売でトヨタ自動車の新型SUV『C-HR』が初の首位に立った話題を大きく報じたほか、産経は「今期は一転黒字予想」とのタイトルで、三菱自が“V字回復”をもくろむ計画を発表したことを伝えている。記事はともかく,久しぶりに記者に囲まれている益子修社長の“笑顔”のスナップ写真が印象的である。

そんななか、日経は今週12日に決算発表を予定しているスズキが、インドで1000億円を投じて新工場を建設するという独自ネタを掲載したほか、「投資情報面」では、スバルの決算を詳しく分析。2018年3月期の連結純利益が前期比1%増にとどまることを投資家が懸念し、決算発表を開示すると株価が急落したことを伝えている。

ちなみに、スズキの株価は一時4938円と5000円に迫る高値を更新。一方、スバルは4038円の安値をつけるなど前の日に比べても160円以上も急落した。このところ、新車販売ランキングで車種の入れ替えも目まぐるしいが、業績見通しによる株価の乱高下も激しい。
《福田俊之》

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