
またサーキット内のGPスクエアではバイク用品の「プロト」を中心に「MV AGUSTA」「DUCATI」など70社以上のバイク関連企業の出展が行われていたり、全日本トライアル選手権チャンピオンの小川友幸選手らによるトライアルパフォーマンスショーが行われていたりと、サーキットの外でもバイク好きにはたまらないイベントとなった。

中でも魅力的だったのは、「異種格闘技戦!いろんなバイクのタイムハンデマッチ」だ。「トライアルマシン」「モトクロッサー」「大排気量マシン/ボスホス」など普段鈴鹿サーキットを走ることはないであろうバイクたちがレースを繰り広げるという、まさに異種格闘技戦は観客の視線を釘付けにした。
レースは、最初に出走するのは最高時速60kmのトライアルマシン『Honda RTL300R』で、一番有利な8耐マシン『Honda CBR1000RR』はRTL300Rの2分30秒後のスタートといった形で、それぞれのマシン性能にあわせてハンデをつけて行われた。(トライアルマシン→モトクロッサー→大排気量マシン→EVマシン→ST600マシン→8耐マシンの順で出走)

レースの結果は2分30秒の差をものともせず、日浦大治朗選手が乗るCBR1000RRが勝利をおさめ、2位はEVマシン/韋駄天ZERO、3位ST600マシン/Honda CBR600RR、4位モトクロッサー/SUZUKI RM-Z450WS(2016年モデル)同着4位トライアルマシン/Honda RTL300R、6位大排気量マシン/ボスホスとなった。シボレー製V8エンジンを積んだボスホスは他のマシンからは大差をつけられての6位となったが、鈴鹿サーキットを豪快にドリフトしながら走り抜ける雄姿は来場者の感動を生んでいた。
