【SUPER GT 第2戦】立川祐路&石浦宏明のレクサスLC500がポール獲得…GT300トップは初音ミクAMG

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GT500クラスのポールを獲得した#38 LC500 。
  • GT500クラスのポールを獲得した#38 LC500 。
  • #38 LC500の(左から)浜島裕英監督、立川、石浦。
  • GT300クラスのポールを獲得した#4 メルセデス。
  • 左からGT500ポールの立川、石浦、GT300ポールの谷口、片岡。
  • GT500クラス予選2位の#23 GT-R。
  • GT500クラス予選3位の#6 LC500。
  • GT500クラス予選4位の#36 LC500。
  • GT500クラス開幕ウイナーの#37 LC500は予選7位 。
SUPER GT第2戦の公式予選が3日、静岡県の富士スピードウェイで行なわれ、GT500クラスのポールポジションを立川祐路&石浦宏明のレクサスLC500が獲得した。GT300クラスの首位は谷口信輝&片岡龍也のメルセデスAMG GT3。

クラス別2段階ノックアウト方式の公式予選は午後2時40分にスタートした。路面はドライ、開始時の路面温度は30度。午前中のフリー走行時に比べると曇り傾向で、ストレート追い方向となる風が強く感じられた。

今季からGT500クラスはエアロパッケージが1つの仕様のみというルールになったため、昨年までのような富士用の直線重視・低ドラッグ仕様パッケージは存在せず、ここもハイダウンフォース(通常)仕様での勝負となる。

17年技術規定マシンでの初戦=今季開幕戦を圧勝したレクサスLC500勢の優位は、獲得ドライバーズポイントに応じて加算されるウエイトハンデが機能を始めた今回も動かなかった。6台のLC500がいずれもQ1を突破し、日産GT-RとホンダNSXでQ2進出枠に残ったのは各1台という状況に。

そしてQ2では#38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路&石浦宏明/タイヤはブリヂストン=BS)の立川が唯一となる1分27秒台(1分27秒825)をマークし、ポールポジションをゲット。立川は自身のもつダントツのGT500最多ポール記録を22へと更新した。

立川祐路のコメント
「正直、朝のフリー走行の前半に自分が乗った時はマシンにいける手応えがなかったんです。でも、そのあとに乗った石浦とチームが良く仕上げてくれましたね。予選(Q2)の時には良い感触になっていました。速いマシンを用意してくれたレクサスの開発陣にまず感謝ですし、チームと石浦にも感謝したいです」

周囲を讃えるベテラン立川だが、その立川の“ポールポジション男”としての凄みを強調するのは僚友・石浦である。

朝のフリー走行ではGT300クラスのマシンのアクシデントによる赤旗中断があり、走行時間が短くなった関係で、立川は予定していたニュータイヤでのアタック想定プログラムを消化できなかった。「1分29秒台しか経験していない状態でQ2に臨むのは、かなり大変だったと思います。27秒台はまったくの別世界ですから。そこでタイムを絞り出してきた立川さんと、マシンをまとめ上げてくれたチームに『ありがたいな』と思います」と石浦は語る。

陣営全体の力量充実の結果として獲ったポールポジション。ただ、500kmという通常より長いレース距離の決勝に向けては「数メートル、リードしただけだと思います」(立川)と、両選手は慎重な構えを崩さないが、「まわりを気にせず、やれることをしっかりやって、またここ(会見場)に戻ってきたい」(石浦)、「決勝セットアップの安定性が勝敗をわけるので、これから明日に向けて万全の態勢を築き、レクサス久々のホームコース勝利をなにがなんでも自分たちが獲りたい」(立川)という並々ならぬ決意で、#38 LC500陣営は決勝500km戦に臨む。

レクサス勢に食い込む予選2位という健闘を見せ、場内を沸かせたのは14~15年王者陣営の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生&R.クインタレッリ/ミシュラン=MI)だった。ポールの立川と石浦も「嫌ですね」「2戦目でここまでくるとは」と急浮上に警戒の念を強める。レースに向けても#23 GT-Rは展開のカギを握る存在となりそうだ。

予選3~7位はレクサス勢。順位は以下の通り。

3位 #6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也&A.カルダレッリ/BS)
4位 #36 au TOM'S LC500(伊藤大輔&J.ロシター/BS)
5位 #1 DENSO KOBELCO SARD LC500(H.コバライネン&平手晃平/BS)
6位 #19 WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛&山下健太/ヨコハマ=YH)
7位 #37 KeePer TOM'S LC500(平川亮&N.キャシディ/BS)

ホンダ最上位は予選8位の#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀&小林崇志/BS)となっている。

GT300クラスでは、開幕ウイナーの#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝&片岡龍也/YH)がポールポジションを獲得。谷口も片岡も「富士ではマシンとのコース相性がどうか」という懸念をもっていて、朝の出足自体も良くなかったそうだが、その後のアジャストがうまくいき、「開けてビックリ玉手箱でしたね」(谷口)という展開に。トップハンデを克服しての開幕2連勝なるかに注目が集まる。

GT300クラスの予選2~6位は以下の通り。なお、Q2で3番手タイムを出した#33 D'station Porsche(藤井誠暢&S.ミューラー/YH)は四輪脱輪(コース外走行)により当該タイム削除、14位に下がっている。

2位 #9 GULF NAC PORSCHE 911(J.レスター&峰尾恭輔/YH)
3位 #11 GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸&B.ビルドハイム/ダンロップ=DL)
4位 #51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一&坪井翔/BS)
5位 #87 ショップチャンネル ランボルギーニ GT3(細川慎弥&佐藤公哉&元嶋佑弥/YH)
6位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人&山内英輝/DL)

決勝500kmレースは明日(4日)の午後2時過ぎに開始予定。500kmという長丁場の戦いの果てに待つのは、順当な結果か、あるいは波乱か。明日もドライコンディションが見込まれており、富士スピードウェイでは多くの観客が真っ向勝負の興奮に酔いしれることとなりそうだ。
《遠藤俊幸》

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