ルネサス、HEV/EV向けインバータソリューションを開発…世界最小クラス

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100kWクラス・インバータ・ソリューション
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ルネサス エレクトロニクスは4月10日、ハイブリッド電気自動車(HEV)および電気自動車(EV)向け世界最小クラスの「100kWクラス・インバータ・ソリューション」を開発したと発表した。

新製品は、IGBTに温度センサを内蔵することで高応答性・高精度な温度管理を実現し、インバータ・システムに搭載するヒートシンクを小型・軽量化。また、モータ制御を専用回路で実行できるEMU機能を内蔵したマイコンを搭載し、車載ECUを統合することで、世界最小クラスとなる3.9リットルのインバータを実現。エンジンルームの狭い空間の有効活用に貢献する。

インバータ・ソリューションは、ハードウェアだけでなく、モータの性能を最大限に引き出すキャリブレーション・ツールもキットに同梱。試作したインバータ・システムをすぐに実車で評価できるため、2~3年かかる試作開発を1年へ半分以上短縮することが可能だ。さらに、HEV/EVモータに特化した各種デバイスの搭載により、インバータ損失を同社従来品と比べ10%改善。燃費または電費向上に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

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