ランボルギーニは3月7日に開幕したジュネーブモーターショー2017で、『ウラカン』の超高性能モデル『ウラカン ペルフォマンテ』を世界初公開した。レース技術やアクティブ・エアロダイナミクスを惜しみなく投入。ニュルブルクリンクでのロードカー最速をめざした特別なモデルだ。
ペルフォマンテのハイライトは、アクティブ・エアロダイナミクス技術「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」だ。フロントディフューザーやリアウイングなどが、運転スタイルやコースに対応し可動、リアルタイムで空力をコントロールする。加速時には空気抵抗を小さく、コーナリング時には垂直方向荷重を増大させ安定性を高めるなど、「速く走る」ことを追求した。
V10エンジンは、一から見直し再設計された。レース技術から生まれた新しいインテークマニホールドにより、あらゆる回転域でのレスポンスを向上。デュアルクラッチトランスミッションも改良し、最高出力640馬力、最大トルク600Nmのスペックを発揮する。駆動方式は4WDだ。
このほか、サスペンション、ステアリングの改良、軽量素材の採用など全面に手を加えた結果、ニュルブルクリンク北コースで6:52:01を記録。ロードカー史上最速記録を更新した。