NEDO、自動走行システムの大規模実証実験を推進 2017年度から

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日産の欧州初となる自動運転車の公道テスト(資料画像)
  • 日産の欧州初となる自動運転車の公道テスト(資料画像)
  • トヨタ 自動運転技術実験車両(資料画像)
  • BMWグループが開発を進める自動運転車(資料画像)
  • グーグルが自社開発した自動運転車のプロトタイプ(資料画像)

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2017年度から自動走行システムの大規模実証実験を推進すると発表した。

NEDOは、内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の課題の一つである「自動走行システム」の推進委員会で、自動走行システムの大規模実証実験の管理法人とすることが承認された。これを受けてNEDOは2017年度から2年間、自動車専用道路や一般道路といった公道で大規模実証実験を推進する。

大規模実証実験は、技術開発や社会受容性の醸成を通じた自動走行システム実用化の加速を目的とする。SIP自動走行システムでは、自動走行システムに関する技術開発に取り組む、様々な国内外自動車メーカーや関係企業など、多彩なプレイヤーの参加を広く募り、従来の個別技術の試験よりも実環境に近い環境での実証実験を実施する予定で、NEDOはその管理法人を担う。

ダイナミックマップ、HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)、情報セキュリティ、歩行者事故低減、次世代都市交通の重要5分野について混流交通の実環境下で実用化に向けた実験を実施する。

実験は海外メーカーにも公開し、日本から発信することで、国際連携・協調を先導する。イベントへの一般市民の参加も促すことで、社会受容性を醸成する。

《レスポンス編集部》

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