欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは米国に投資を行い、電動パワートレーン車の充電インフラを整備する計画を発表した。
フォルクスワーゲンは米国市場で販売した一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを搭載。この問題については2016年、米当局などとの間で和解が成立した。
和解の内容のひとつが、米国のゼロエミッション車の普及に向けた活動に支出すること。今回の投資は、この活動の一環となる。
フォルクスワーゲングループは、米国における電動パワートレーン車の充電インフラを整備する計画を、「electrify america」と命名。主要15都市に300か所以上、郊外に200か所以上、合計500か所以上に、急速充電ステーションを整備することが柱となる。
また、EVや充電能力、電動モビリティの長所などについて、試乗や広告、ソーシャルメディアなどを通じて、アピールしていく。