ヤマハ発動機の柳弘之社長は2月9日に都内で開いた決算会見で、4輪車開発プロジェクトが実機検証の段階に入ったことを明らかにした。
柳社長は「2013年の東京モーターショーで提案した『MOTIV(モティフ)』の構造、いわゆるiStreamが解析上ではいろいろなレギュレーションをクリアできるだろうということで進め、2016年から実機検証をやり始めている」と説明。
さらに「実機検証のための精密な設計と実際の走行の確認を2017年に行う予定。現在、駐在員をロンドンに送って精密な設計をやっているところ」と述べた。
MOTIVはゴードン・マーレーデザイン社が提唱する軽量かつ高剛性な車両構造であるiStreamコンセプトを採用した2人乗りの超小型4輪車。ヤマハは2015年の東京モーターショーでもiStream構造のスポーツカー『SPORTS RIDE CONCEPT』を参考出品している。