三菱自動車の池谷光司副社長は1月31日に都内にある本社で開いた決算会見で、「開発人員そのものが非常に不足している。2017年度以降に向けていろんな手を打っていきたい」との考えを示した。
池谷副社長は「開発全体の改革をやっている。まずは日産自動車と一体となって、いろんな形での開発についてのコラボレーションでシナジーを出そうとやっているが、なかなか開発人員そのものが非常に不足している」と明かした。
その背景として「とくに2004年、2005年の苦しい時代に開発部門で辞めいった方々の年代が、今、中堅で一番大事な年代になってきて、そこが外部からなかなか採れていない」と説明。さらに「今後の新技術を含めて考えると、日産とのコラボレーションも踏まえつつも、私どもとしてかなり開発人員を強化していかなければならないと思っている。これについては2017年度以降に向けていろんな手を打っていきたい」と述べた。