音が良くなるハイグレードUSBケーブル『オーディオテクニカ Rexat AT-RX97』の実力を知る

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音が良くなるハイグレードUSBケーブル『オーディオテクニカ Rexat AT-RX97』の実力を知る
  • 音が良くなるハイグレードUSBケーブル『オーディオテクニカ Rexat AT-RX97』の実力を知る
  • オーティオテクニカ マーケティング本部 国内営業部 モービルサウンド課 マネージャー 水口 正晃氏
  • 興味深く試聴を続けるオーディオ評論家 土方 久明氏
  • 純正オーディオにもデジタルデバイスを高音質で接続可能とするデジタルトランスポート『AT-HRD5』
  • ミラー横にトゥイーターがマウントされている
  • ウーファーはドアにエンクロージャー方式で設置
  • サブウーファーは2発、ラゲッジにバスレフ方式でインストール
  • ラゲッジスペースはスピーカーを駆動するパワーアンプ、サブウーファー、デジタルトランスポート『AT-HRD5』などを立体的に造り込んでいる
ヘッドホンやアナログカートリッジなど高品位なオーディオ製品を数多くラインナップするオーディオテクニカから、トリプルハイブリッド導線を採用したオーディオグレードの車載用USBケーブル“Rexat”『AT-RX97』が登場した。

ここ10~20年弱の間に音楽再生事情は大きく様変わりした。2000年代前半まで盛んだったCDやMDなどのディスク再生に代わり、最近の主流はスマートフォンやポータブルプレーヤーを使用したデジタル楽曲ファイル再生だ。特に高音質なハイレゾ音源の登場により、こうしたポータブル機器の人気は大きく上がり、車の中でもそれらを活用したり、USBメモリに移動した音楽を楽しみたいと考えているユーザーが増えているのだ。

それに応える形で、純正カーオーディオや社外のカーオーディオ製品にUSB端子を備えるものが増えてきた。USBメモリを接続してメモリ内の楽曲ファイルを再生することはもちろん、ダイヤトーンやケンウッドのナビの一部機種は、スマホやポータブルプレーヤーとUSBケーブルで接続(iPhoneは純正のアダプター、AndroidはOTGケーブルがそれぞれ必要)して、デジタル伝送による高音質再生に対応している。さらにコアなカーオーディオの世界でも、USB接続可能な製品が増える傾向にある。

●AT-RX97 AT-RX97/1.3 希望小売価格 28,000円(税抜) /AT-RX97/2.0 希望小売価格 33,000円(税抜)/AT-RX97/3.0 希望小売価格 40,000円(税抜)
◆車内環境に対応したハイクオリティーUSBケーブル

そんな中で登場したのが、今回取り上げる『AT-RX97』だ。本製品は、オーディオテクニカが展開する高品質車載用オーディオケーブル“Rexat”シリーズの新モデル。オーディオグレードのケーブルとして高音質を追求しつつ、同時に車載環境での使い勝手を徹底的に追及したUSBケーブルで、情報量の増加と共に表現力が格段に上がるハイレゾ音源も忠実に再現することが出来る。

「オーディオ用のUSBケーブルを使うことで本当に音が良くなるのか?」と疑問に思われる方もいるかもしれない。確かにパソコンショップに行けば、普通のPC用USBケーブルは安価に手にはいる。しかし結論から書くと、オーディオグレードのUSBケーブルを使うことで、音質は大きく向上する。一般的なオーディオケーブルと同様に、内部構造や導線の素材、シールド、振動対策など音質を変える要素は多くあるし、さらにUSBケーブルの場合は信号線と電源線が同居するという独特の構造であるため、音の変化量が大きいのである。

◆高音質獲得のためにこだわり抜いたケーブル構造

本製品は“トリプルハイブリッド”の名称を冠しており、電源ラインには「PC-TripleC+6N-OFC+OFC導体」と3種類の導体を組み合わせている。さらに信号ラインにも「PC-TripleC+6N-OFCハイブリッド導体」を採用するという、かなり手の込んだ構造だ。ちなみに「PC-TripleC」というのはケーブル内に使われている銅線素材の名称で、素材の中に不純物が少ないことが特徴であり、信号をストレスなく伝送することができる。そのほか、シールドには「銅テープ+OFC編組シールド」を採用している。

さらにエンジンやロードノイズが発生するカー環境で、振動による音質劣化を低減できるよう、ハネナイトスタビライザーを組み合わせたハイブリッドインシュレーションシステムも搭載している。音質対策だけ見てもかなりのこだわりが見て取れる。

開発リーダーである(株)オーティオテクニカ マーケティング本部 国内営業部 モービルサウンド課 マネージャー 水口 正晃氏

同社のモービルサウンド課 マネージャー 水口 正晃氏から話を伺ったのだが、様々なカーオーディオ用ケーブルを出しているノウハウを投入し、しかもユーザーから寄せられた意見も反映して完成させたそうだ。

さらに車載用ケーブルとして、通常のオーディオ用ケーブルにない工夫もある。本製品の耐熱温度が90度と高めに設定されており、高温になりやすい車内での使用に耐えること、さらにケーブルがしなやかで取り回しが良いことも考慮されている。

このケーブルを使うことでどのくらい音が良くなるのか、実際に試してみよう。今回はオーディオテクニカのデモカーを使用させてもらった。プレーヤーには、ハイレゾに対応するAndroidスマートフォン『HTC 10』とSONYのポータブルプレーヤー『NW-ZX100』を用意し、デモカーに備えられている同社のデジタルトランスポート『AT-HRD5』とUSB接続を行った。『AT-HRD5』は純正のオーディオシステムにビルトイン可能で、USBや光/同軸デジタル入力等を備えており、スマホやポータブルプレーヤーと接続してハイレゾを再生できる。

比較用には、同社のホームオーディオ用USBケーブル『AT-EUS1000mr』を用意した。価格は安いが、音が良いと評判のホームオーディオ用USBケーブルで、ある意味強敵である。

興味深く試聴を続けるオーディオ評論家 土方 久明氏
◆試聴テストは驚きの連続

まずはAndroidスマホのHTC 10から音を出す。最初は『AT-EUS1000mr』を使用して、J-PopからRADWIMPS 『前前前世。』のハイレゾ音源を聞いた。映画『君の名は』で使われた大ヒットソングだ。曲が始まると、メロディアスでノリの良いRADWIMPSのイントロが明瞭に車内に鳴り響いた。品質の高いアンプやスピーカーが搭載されたデモカーということもあり、かなり良い音だ。

続いて今回の主役、『AT-RX97』にケーブルを変更し、もう一度『前前前世。』を再生する。「あまり差が出なかったらどうしよう」と少し不安だったが、実際に音が出るとその心配は吹き飛んでしまった。まず情報量が多い。高音から低音まですべての帯域で密度感が増し、楽曲に躍動感が出てくるなど、予想以上の音質に驚いた。

続いてSONYのウォークマン、『NW-ZX100』を使用する。ケーブルをもとに戻して、女性Jazzボーカル「キャンディス・スプリングス - 『Soul Eyes』」のハイレゾ楽曲を再生。HTC 10の音もかなり良かったが、音楽専用プレーヤーである『NW-ZX100』はさすがの貫禄だ。高域から低域までのレンジが広く、さらに情報量がある。『AT-RX97』に変更してみると、彼女のボーカルが先ほどよりさらにリアルに聴こえる。「AT-EUS1000mr」に少々感じていた、高域のギラギラとした感じが落ち着き、送り出し側機器のグレードが上がったような音になった。

ここ数年かなりの数のオーディオ用USBケーブルを試した筆者からしても、本ケーブルは、ハイエンドカーオーディオやホームオーディオにも使えるほど優れた音質を備えている。ここだけの話だが、一般的なPC用USBケーブルは音の当たり外れが大きく、車の中で満足のいくデジタル音楽再生を楽しみたいなら、少々金額は張るが、本製品のようなオーディオグレードの車載用USBケーブルを最初から導入することをお薦めしたい。

最後に付け加えさせていただくと、『AT-RX97』シリーズは様々なUSB端子規格に対応する豊富なバリエーションがそろっているのも良いところ。車内で使うほぼすべてのシチュエーションで利用出来そうだ。Androidスマホをホスト化して音声出力するUSB-OTG(On-The-GO)規格に対応した『AT-RX97MB/2.0m/3.0m』もラインナップされている。さらに長さのバリエーションも豊富だから、後部座席までUSBメモリの接続端子を延長することもできる。柔軟性のあるケーブル部は使い勝手が良く、今回のようにスマホやポータブルプレーヤーを接続して車内に置く場合、端子部が破損する心配も少ない。さらにスペースが限られる車載インストールにおいて、取り回しの良さは大きなメリットとなる。まさに“車のため”のハイクオリティーなUSBケーブルなのだ。

オーディオテクニカ高音質ケーブル詳細はこちら
《土方 久明》

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