【CES 2017】トヨタ Concept-愛i、目を開いたり閉じたり

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アンヴェイル直前。目のようなヘッドライトが見える
  • アンヴェイル直前。目のようなヘッドライトが見える
  • アンヴェイルの瞬間
  • Concept-愛i
  • Concept-愛i
  • フロントドアは跳ね上げる形。リアドアも外側に跳ね上げるように開く。
  • 内装の様子。中央の”?”が見えているのがYuiの窓だ。
  • トヨタリサーチインスティテュート(TRI)CEOのギル・プラット氏が登壇し、AIについて紹介した。
  • イベント終了直後、カメラマンに囲まれる『Concept-愛i』

トヨタは1月4日、CESのプレス向けイベントでコンセプトカー『Concept-愛i』を公開した。プレゼンテーションに登壇したトヨタモーターセールスUSA シニアバイスプレジデントのボブ・カーター氏によるアンヴェイルでお披露目された。

”Yui”と呼ばれるAIエージェントを搭載し、人間と心が通じ合う関係を築くことができるしている。目のようなヘッドライトを持ち、目を開いたり閉じたりして表情を作るさまはアニメチックでもある。

Yuiはダッシュボードの丸い窓のような部分で意思を表現する。有機的な動きで感情のようなものを表現することで、クルマの状況をより分かりやすく、ノンバーバルコミュニケーションによって直感的に人間に伝える試みだ。自動運転の実現においては、運転主体の受け渡しをいかにスムーズに実施するかが大きな課題であり、それに対するトヨタの提案だ。

そのほか、ブレーキや右左折、自動運転中などの情報を車体に表示し、車外からも車の挙動を知ることができる。これも、自動運転においては、車外の人や他車とのコミュニケーションを車両側でも受け持つ必要があることによる。

チーフエンジニアはトヨタの岡部慎氏、デザイン担当はCALTYのチーフデザイナー、イアン・カルタビアーノ氏。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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