先日発表された平成28年前期分のJNCAPの自動車アセスメントの対歩行者ブレーキ評価において、マツダ『アクセラ』は、上位常連のスバル、レクサス勢を抑え、24.5点(25点満点)で最高評価となった。今や重要な車の付加価値となった予防安全性能で、マツダは先行していた他社にキャッチアップし、さらに最高点を獲得するまで大きく進化した。
新型の『CX-5』ではどうだろうか。果たして、そのアクセラと同じシステムを搭載したとのことだ。このシステムは以前のものと比べて、カメラの画角を広くし、歩行者の見落としを少なくしたほか、歩行者認識ソフトウェアを搭載し、前述のような高い性能を実現したとのことだ。アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートと呼ばれるこの機能は、車両検知は約4~80km/h、歩行者検知は約10~80km/hで作動する。国内トップレベルのスペックだ。
そのほかマツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」のトピックとして、全車速追従ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を挙げておきたい。0km/hから100km/hまで、アクセル操作なしに全車に追従しながら走ることができる。ただ、一点だけ制限事項がある。いちど停止状態になると、再発進にはドライバーのアクセル操作が必要になる点だ。