米国の自動車最大手、GMは12月5日、中国における11月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、11月としては過去最高の37万1740台。前年同月比は7%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
11月のブランド別実績では、ビュイックブランドが10万9495台を販売。前年同月比は1.5%増と、前年超えを維持した。新型『エクセルGT』が3万6000台以上と好調。ブランド最量販SUVの新型『エンビジョン』も29%増の2万4000台以上と、引き続き好調。『ヴェラーノ』は、1万8000台を売り上げた。
シボレーブランドは、5万2400台。前年同月比は2.4%増と、4か月連続で増加した。7月に発売された小型セダン、新型『クルーズ』が1万台と好調。9月に投入された新型『キャバリエ』も、1万2000台以上を売り上げる。
キャデラックブランドは、1万3476台を販売。前年同月比は50%増と、8か月連続で前年実績を上回った。セダン系では、『XTS』が73%の伸び。4月に発売した『SRX』後継車の『XT5』は、5200台以上と良好な立ち上がりが続く。
2015年のGMの中国新車販売は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増だった。2016年1-11月は、前年同期比8.5%増の343万5788台を売り上げている。