ヤマハの歴代バイクが袋井テストコースでファンを魅了

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ヤマハ発動機は11月5日、静岡県袋井市にある同社のテストコースにおいて、「歴史車輌デモ走行見学会2016」を開催した。

ヤマハ初のバイクである『YA-1』をはじめとした数々の歴代車輌や、かつてのWGPで活躍したレーサーの『YZR500』、そしてトヨタ『2000GT』や幻のスーパーカー『OX99-11』などが懐かしのサウンドを披露した。

同イベントは今回、2008年以降実に8年ぶりに復活。持ち寄った車両は動態保存されている二輪車60台と四輪車3台だ。

ヤマハ袋井テストコースは普段は一般人は立ち入ることができないスポットだ。数々の名車を生み出したコースを走る姿を一目見ようと集まった人数は、2008年の入場者数1400 人を大きく超える約3000人。二輪愛好者はもちろん年配の人も多く、傷一つなく磨き上げられた車体を見ながら当時の思い出を懐かしんでいた。

ヤマハ歴代の車両は、本社(磐田市)内にある企業ミュージアム「ヤマハ コミュニケーションプラザ」でも見ることができるのだが、今回はその走行も見ることができるのが大きな特徴だ。

排ガス規制などから今は市場から姿を消した2サイクルエンジンのサウンドを、その走行とともに見られるのは滅多にない機会。一台一台が走行するたびに、来場者の笑顔が際立つのが印象的だった。ちなみにライダーを務めたのは、ヤマハ発動機社内から有志で集まった社員だという。

二輪車30台の後に行われた四輪車の走行も盛況。エンジン開発を手がけた2000GTやレクサス『LFA』、F1参戦時代に開発したV12エンジンのOX99-12の迫力のサウンドとスピードに全員が酔いしれた。

そしてイベントの締めくくりに行われたのは、レーサーマシンのサプライズ走行だ。元ヤマハファクトリーライダーの本橋明泰氏と、元ヤマハ開発ライダーの河崎裕之氏をゲストに迎えて世界GPシリーズで1963~65年に通算15勝を記録した『RD56』や、1985年の鈴鹿8耐で圧倒的なパフォーマンスを発揮した『FZ750 OW74』、さらに予定にはなかったGP250マシン『RD05A』や、ファン垂涎のWGPマシン『YZR500』も走行し、当時の風景と興奮が目の前に蘇った。

《阿部哲也》

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