新型日産『ノート』は、同社がグローバルに展開してるVモーショングリルを採用し、よりシャープな印象を与えているという。
「このVモーショングリルは、小型ハッチバックから大型セダンに至るまで 全車に適用可能なテーマになっている」と話すのは、日産グローバルデザイン本部グローバルデザイン戦略部エグゼクティブデザインダイレクターの青木護さん。パリショー16でデビューした『マイクラ』や、ブラジルで発表したSUV『キックス』にも採用していることを例に挙げ、「ノートだからやりにくいということはない」という。
これまで日産には、商用車、SUV系のアングルストラットや、セダン系の通称“裃グリル”などいくつかのフロントバリエーションを持っていた。このVモーショングリルは、「その両をひとつに統合して新しい顔を作るという流れだ。つまり、突然新しいものを作ったのではなく、歴史の中でそれぞれを進化発展させひとつにしたのだ」と説明。
そのデザインは、「Vモーショングリルのセンターのふくらみからキャビンに至る大きなボリューム構成を持っている。そこに、フロントフェンダー、リアフェンダーがそれぞれ融合するような立体構成だ」と青木さん。「日産全車を通して表現しようとしている、ダイナミックでスタンスのいいきびきびした形を出すには、(Vモーショングリルの)ボリューム構成は合っていると思う」と語った。