JR東日本、両国駅に「土俵」設置…旧駅舎をリニューアル

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リニューアル後の両国駅旧駅舎のイメージ。商業施設として11月25日にオープンする。
  • リニューアル後の両国駅旧駅舎のイメージ。商業施設として11月25日にオープンする。
  • ライトアップされた旧駅舎のイメージ。
  • 内部のイメージ。中央に土俵を設置する。
  • 上から見た商業施設のイメージ。12店舗が入る。

JR東日本千葉支社とジェイアール東日本都市開発の2社は11月25日、両国駅(東京都墨田区)の旧駅舎を活用した商業施設「-両国- 江戸 NOREN」をオープンする。

両国駅は1904年4月に開業。当初は「両国橋」を名乗っていたが、1931年10月に現在の駅名に変更された。旧駅舎は1929年に建てられたもので、使用開始から90年近く経過している。

2社がこのほど発表したところによると、外観は「直線とアーチ型にデザインされた3つの大きな窓と中央に配した駅時計」など、旧駅舎の面影を生かす形でリニューアルした。夜間はライトアップして「魅力ある街の顔づくり」を行うという。

館内には「粋な江戸の食文化を楽しむ」をテーマに和食を中心とした12店舗が入り、観光案内所も設けられる。コンコースだった部分には「江戸の町屋」を意識した吹抜け空間を設け、その中央には両国の象徴的な存在となっている相撲の土俵を設置した。土俵は日本相撲協会の監修を受けたという。

2社は旧駅舎を活用した商業施設を「街の回遊性を高める拠点」と位置付け、地域活性化に貢献するとしている。

《草町義和》

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