デンソーは10月31日、「2016年度グッドデザイン賞」を同社製品が5件受賞し、そのうち「水平多関節ロボット/HSR048・HSR055・HSR065」(デンソーウェーブとの共同受賞)がグッドデザイン・ベスト100に選出されたと発表した。
同社のグッドデザイン賞受賞は、1976年に初めてカートランシーバーで受賞して以降、累計130件。また、1992年から25年連続して受賞している。
今回ベスト100に選出された水平多関節ロボットは、アーム先端にハンドを装着することで各種作業にフレキシブルに対応し、生産工場の自動化・省力化に貢献。クラストップレベルの性能をコンパクトなボディサイズで実現した。
今回の選出では、スカラロボットを基本設計から見直し、部品のレイアウトを大幅に変更することで世界最速を実現した点や、柔らかく流れるような造形と高い精度感の表現を両立したデザイン性の高さなどが評価された。
デンソー製品ではそのほか、「日本酒セーバー/酒セーバー」、「バイク用アンサーバックリモコン/Doko」、「2次元コードハンディスキャナ/AT30Q」(デンソーウェーブとの共同受賞)、「産業用UAV/HDC01」(日本自動車部品総合研究所、ヒロボー、TMD Laboratoryとの共同受賞)の4製品がグッドデザイン賞に選出された。