駅で江戸の食文化、外は灯台&中は醤油蔵など…総武線主要駅がリニューアル

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新しい銚子駅のイメージ。外観の色は灯台を思い起こさせるような白になる。
  • 新しい銚子駅のイメージ。外観の色は灯台を思い起こさせるような白になる。
  • 新しい千葉駅のイメージ(右上が東京方面)。11月20日に一部がオープンする。
  • 両国駅リニューアルイメージ
  • 新しい銚子駅のイメージ。内装は「醤油蔵」のイメージでデザインされる。
  • 銚子駅(2014年春ごろ)
  • 銚子駅(2014年春ごろ)
  • 銚子駅(2014年春ごろ)
  • 新しい千葉駅のイメージ。

総武線の都心側、海側、どまんなかの各ターミナルが変わる。「粋な江戸の食文化を楽しむ」がコンセプトの両国、線路上空に3階建て駅舎をつくる千葉駅、灯台や醤油蔵を想わせる駅舎に生まれ変わる銚子駅だ。近年の写真とイメージパースなどで見比べてみよう。

53年ぶりのブランニュー…千葉駅

千葉駅は、ホームの上をまたぐ千葉モノレールの西側に、新たな地上7階・地下1階の駅ビルを建設中。JR東日本千葉支社・千葉ステーションビルは10月28日、工事中の駅ビルの進捗状況などを発表し、「53年ぶりに新しくなる千葉駅とエキナカ商業店舗(一部)が開業する」と伝えた。

新たな千葉駅のオープン第一弾は11月20日。当日は新たな待合せ空間「ハスの時計」前でテープカット・除幕式(9時~)、6・8番線で出発式(10時10分、10時17分)が行われる。

これまで総武線・内房線の地平部分にあった駅機能・コンコースを3階へ移設。東側の繁華街へつながる「中央改札」や、西側への「西改札」ができ、3階部分でモノレールのりばと結ばれる。この部分開業を皮切りに、2017年春にはエキナカ全面開業、2017年夏以降に第2期開業・駅ビル先行開業(2階以上)を経て、2018年夏以降に第3期開業・駅ビル全面開業をむかえる。

昭和モダン駅舎が食空間に…両国駅

かつて房総方面への始発駅としてにぎわった両国駅は、昭和モダンのテイストを色濃く残す旧駅舎コンコース(1929年建造、2階建て)をリニューアル。手がけるのは、千葉支社とジェイアール東日本都市開発。

直線とアーチで構成されたデザイン、大きな窓、駅時計などはそのままに、「粋な江戸の食文化を楽しむ」をコンセプトとした「-両国- 江戸NOREN」に。江戸を感じる寿司、天ぷら、もんじゃ、ちゃんこ、そばなど12の飲食店や、観光案内所が入る。こちらは11月25日11時にオープンする。

2017年冬の開業を目指す…銚子駅

千葉駅の部分開業、両国駅のリニューアルが11月にあれば、10月に工事を着手するのが銚子駅。新駅舎は、木造地上2階建てで、外観は「駅前大通りから視認性の高い大ゲートをイメージ」「灯台を想起させるような爽やかな白」に、インテリアは「醤油蔵のイメージ」で、「木材の仕上げの一部に千葉県産の山武杉を使用する」。設計はジェイアール東日本建築設計事務所、施工は鉄建建設。2017年冬の工事完了をめざす。

《レスポンス編集部》

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