住友金属鉱山、車載用二次電池向け正極材の生産能力を増強

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住友金属鉱山は、車載用二次電池の需要拡大に対応するため、二次電池用正極材料であるニッケル酸リチウムの生産設備の追加増強投資を決定した。

世界的に、環境に配慮した次世代自動車(電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車など)の普及が進んでおり、今後も拡大が見込まれている。こうした中、電気自動車のさらなる普及のためには、長距離走行が可能な車両の開発が求められており、高性能の二次電池の開発が不可欠だ。

同社は、パナソニックと共同開発した高性能ニッケル酸リチウムの生産拡大を進めてきたが、今回、パナソニックのリチウムイオン二次電池生産拡大に伴い、磯浦工場(愛媛県新居浜市)、播磨事業所(兵庫県加古郡播磨町)でニッケル酸リチウムの生産設備を増強する。

設備投資額は総額約180億円で、2018年1月に完成する予定。これにより同社のニッケル酸リチウムの生産能力は、現在の月産1850トンから3550トンに増える。

《レスポンス編集部》

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