米国の自動車最大手、GM の欧州部門のオペルグループは10月11日、2016年1~9月の欧州販売の結果を公表した。オペルとボクスホールを合わせた総販売台数は、およそ89万5000台。前年同期比は5.2%増だった。
信用不安を抜け出した欧州では過去1年間、オペルの市場シェアが拡大。1~9月の欧州での市場シェアは、5.87%を確保している。
市場シェア拡大の要因は、小型車の好調。牽引役の新型『アストラ』が1~9月、21万1200台を登録。前年同期比は22%増と伸びた。新型アストラの累計受注台数は、27万5000台を突破した。
小型SUVの『モカ』は、改良新型モデルの『モカX』を9月末に投入。オペルによると、受注台数はすでに6万台を突破しているという。
オペルグループのピーター・クリスティアン・カスペルト営業担当副社長は、「新型『ザフィーラ』や新型EVの『アンペラe』など、新型車の発売に備えている」と述べている。