フォードモーター、小型車の生産を米国からメキシコに全面移管へ

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フォードモーターの米ケンタッキー州ルイビル工場
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米国の自動車大手、フォードモーターは、米国での小型車の生産をすべて、メキシコに移管すると発表した。

今回の生産移管は、フォードモーターのグローバル規模での生産体制再編の一環として行われるもの。小型車の生産を終了する米国では、現地の販売の人気車種であり、収益性の高いSUVやピックアップトラックの生産に集中していく。

フォードモーターは2016年4月、メキシコに新工場を建設すると発表。同社は新工場の建設に、16億ドルを投資する計画。工場の稼働は2018年を見込む。

新工場では、フォードブランドのコンパクトカーを生産する予定。小型車の収益性を高めるために、輸出や労働力などの面で有利なメキシコに、新工場を建設する。

フォードモーターのマーク・フィールズ社長兼CEOは、「我々は重要な決断を下した。事業を3つの主要な柱に集約することで合意に達した」と述べている。

《森脇稔》

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